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「国会に集まってペンライトを振るって、それで政権変わらないですよね」 「厳しいことを言うようですけど『ごっこ遊び』にしか見えないんですよ」 4月14日配信のABEMA Primeで、自民党の門寛子衆院議員はこう発言し、SNSで炎上している。番組内では、4月8日に、国会議事堂前や全国各地で行われた『平和憲法を守るための緊急アクション』のデモを引き合いに出し、デモの主催者側が発表した参加人数に関しても「本当に3万人いたと思っているんですか?」と門氏は異論を唱えた。 しかし、門議員はあの国会議事堂前のデモの現場をリアルに見たのだろうか? ベトナム戦争、ベルリンの壁、#Metoo運動……などにしても、市民の声はときに社会を動かしていくことを彼女は知らないのだろうか。そして、国民の不満や不安の声に耳を傾けるのが政治家の仕事であるにも拘らず、「ごっこ遊び」という言葉で一掃してしまうことの危うさに気づい
「好きな中華チェーン」と聞いて、真っ先に「餃子の王将」を挙げる人は多いはずだ。全国に多くの店舗を展開し、味の安定感はもちろん、コスパやメニューの豊富さ、それに料理の提供のはやさなど、総合的に評価されている人気チェーン店だ。 その絶大な人気ぶりは同チェーンの売り上げを見ても明らか。2026年3月期(2025年4月~2026年3月)通期の直営全店売上高は1066億7200万円と過去最高を更新し、これで5期連続で増収を達成。ライバルと目される「日高屋」の売上高が622億5200万円(2026年2月期)なので、“ダブルスコア”近く大差をつけている形だ。 そんな中華チェーン界の“絶対王者”に異変が起きつつある。今年に入って、明らかな不調ぶりが数字として浮かび上がってきているのだ。さらに「値上げ以降、客足が戻ってこない……」との悲痛な叫びも――。 はたして「餃子の王将」に今、何が起きているのか。外食企
北陸の山奥に、知る人ぞ知る曰く付きの生物科学研究所、通称「バイオハザード研究所」が存在したのをご存じだろうか。 この研究所は国への届け出なしに遺伝子操作による新種のウイルス実験を行い、複数の法令違反により2度の経営破綻を経験した施設だ。その実験内容は新型の鳥インフルエンザウイルスの作製に関わるもので、文部科学省から厳重注意を受けたことで研究は中止され、サンプルは凍結された。その約10か月後、研究所は経営破綻した。 2024年ごろまでは、Googleで「読売新聞 バイオハザード」などと検索すると、この研究所に関する記事が最上位に表示されていた。大手メディアも報じた、課題施設である。 さぞ厳重な管理がなされているかと思いきや、実態はその逆だ。所有者の死亡後、相続人不在のまま管理者も不明となり、法律上は事実上、誰でも立ち入れる状態が続いている。 「では実際に行ってみよう」と考える読者もいるかもし
「孤高のスタイル」を貫く高市総理〈終日、公邸で過ごす〉 新聞の政治面に掲載される「首相動静」に、いま異変が起きている。高市早苗総理の土日のスケジュールが、わずかこの1行で終わってしまう日が続出しているのだ。 平日の予定を見ても、歴代総理と比較して面会相手の数が極端に少ない。全国紙の政治部デスクはこう嘆く。 「一国の総理が引きこもるという、前代未聞の事態が起こっています」 もともと高市総理は、派閥の会食や夜の「飲みニケーション」には目もくれず、一人で政策を練り上げる勉強家として知られてきた。総理の椅子に座ってからも変わらないどころか、その「孤高のスタイル」に拍車がかかる一方だという。 Photo by gettyimages
ラーメン界のNVIDIA(エヌビディア)――そんな言葉を聞いたことはないだろうか。 近年、市場関係者がこぞって、その動向に熱い視線をおくるラーメンチェーンがある。「ガツンと来て、クセになる。」というキャッチコピー通り、豚骨を炊き上げる中毒性抜群な濃厚なスープで人気を博す「ラーメン山岡家」だ。 なぜ「山岡家」が、業界のまったく異なる半導体最大手・エヌビディアと比較されるのか。それは同チェーンを運営する株式会社丸千代山岡家の“株価”が、驚きの値動きを示しているからだ。 この5年で「エヌビディアより株価高騰」Photo by iStock 周知の通り、米エヌビディアは、AI技術の発展に伴う超高速半導体需要の拡大を受けて、急速に企業価値を高めている企業だ。創業こそ1993年にさかのぼるが、約10年前、2015年頃までは同社の株価は1株32セントほどに過ぎなかった。 ところが、2016年頃からじわじ
全国47都道府県を走り、うち45都府県を結ぶ高速バス・夜行バス。航空・鉄道といった他の交通機関に比べ、圧倒的に安くつくリーズナブルさが魅力であった。 そんなバス業界で、いま「座席のプレミアム化」が進んでいる。180度横になれる「フルフラット座席」だけでなく、NASAの技術を応用したシートに寝転びながらほぼ個室感覚で使える席、繭型ユニットにくるまれる座席などが登場。さらにはメイクができる利用者専用ラウンジを備えたバス会社まで現れ、快適性の追求は一段と加速している。 その背景を探っていくと、ある事実が浮かび上がってきた。どうやらコロナ禍後に加速する「都内ホテル代の高騰」が、深く関係しているようなのだ。実際に夜行バス座席に乗り込みながら、その実態を読み解いていこう。 前編記事『高速バス業界で大注目の「走るカプセルホテル」…日本初!真横になって熟睡できる「寝台夜行バス」進化の全貌』より続く。 東京
暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」を巡り、発行元の「NoBorder DAO(ノーボーダー・ダオ)」幹部で、”サナエトークン仕掛け人”の松井健氏が、自身の経営する会社で、「サナエトークンを上場前に付与されたり、優先購入できるサービス」を提供していたことがわかった。専門家は「暗号資産の事前販売となり、資金決済法違反になる可能性がある」と指摘している。 仕掛け人が高市事務所との関係を暴露サナエトークンは今年2月末にリリース。価格は急騰し、時価総額は一時、数十億規模まで跳ね上がった。しかし、高市総理が自身のXで関わりを否定すると、価格は急落した。さらに、発行元のノーボーダー・ダオは、暗号資産の売買に必要な登録をしておらず、資金決済法に違反する「無登録営業」の疑いが指摘され、金融庁が実態把握に乗り出している。 サナエトークンの仕掛け人とされるのが、ノーボーダー幹部の松井氏(株式会
フジテレビ伝統の放送枠が消滅例年4月2週目に入ると各局の新番組がスタートしていくが、今春は報道・情報番組の改編が目立っている。 その最たるところはフジテレビの『めざましテレビ』(月~金曜5時25分)と『ノンストップ!』(月~金曜9時)の放送時間拡大。3月30日から、前者は終了時刻を45分、後者は開始時刻を50分拡大した。 これによって『小川宏ショー』『おはよう!ナイスデイ』『とくダネ!』『めざまし8』『サン!シャイン』と61年間続いてきた情報・報道番組の放送枠そのものが消滅。特に「『めざましテレビ』という看板番組を最大限に生かそう」という狙いがうかがえる。 Photo by Gettyimages 報道・情報番組はそれ以外でも、フジテレビの『SUNDAYブレイク』(日曜7時、3月29日スタート)、TBSの『上田晋也のサンデーQ』(日曜11時35分、5日スタート)、テレビ東京の『モーサテサタ
全国最悪ともいわれる舎人ライナーの混雑問題を解消すべく、東京都と足立区は2025年12月から2026年3月にかけて直通バスを活用した実証実験を実施した。 そもそも同路線は、東京23区の“鉄道空白地帯”の解消を優先した結果、採算性から逆算したコンパクトな規格で建設された経緯がある。ところが開業後、その手頃な地価に着目したデベロッパーが沿線の宅地化を推進。ファミリー層を中心に沿線人口が急増し、利用者数は約15年で開業時の倍近くに膨れ上がった。その結果、5年連続で混雑率全国ワーストという不名誉な称号を受け続けている。 後編では、実証実験の成果と今後の混雑緩和策の行方を探る。 前編記事『23区最後の鉄道空白地帯がなぜ…5年連続で全国ワースト「日暮里・舎人ライナー」が日本一の混雑路線になったワケ』より続く。 起点となる日暮里駅は再開発に伴ってタワマンが続々と建設された(2023年10月撮影) 交通局
例年4月2週目に入ると各局の新番組がスタートしていくが、今春は報道・情報番組の改編が際立っている。 フジテレビは『めざましテレビ』と『ノンストップ!』の放送時間を拡大し、61年間続いた情報・報道番組の放送枠が消滅した。一方、日本テレビは土曜22時台に24年ぶりとなる新報道番組を立ち上げたものの、発表から1か月以上が経過しても番組名や出演者が明かされないという異例の事態が続いていた。 業界関係者からは「もはやテレビは取り返しがつかないところに足を踏み入れている」との声も上がり始めた。早朝から夜まで報道・情報番組が占める"テレビのニュースメディア化"は休日のゴールデン・プライムタイムにも及び、改編期を経るごとに加速している。後編では、この流れが止まらない本質的な理由を掘り下げていく。 前編記事『いよいよ「テレビは終わり」なのか…業界関係者が明かす「今春のテレビ改編」で起きている異常事態』より続
廃止の決定自体は問題ではない2026年4月、LINEヤフー社は、新拠点「赤坂オフィス」の開設にあわせて、原則週3回出社へ段階的に移行することを発表しました。発表直後からSNSでは賛否が飛び交い、とくに2020年9月に旧ヤフーのXの採用アカウントが発信した「コロナ終息後もずっとリモート」という趣旨の投稿が掘り起こされ、「言っていたことと違うのではないか」という声が一定の支持を得ていました。 旧ヤフーが2020年にFacebookに投稿した画像/Facebookより 私はこの件を「よい/悪い」の二択で語るつもりはありません。30年以上人事の現場を見てきた立場から申し上げれば、今回の変更は、「共創」と「育成」を取りにいく強い経営意思の表明であると同時に、採用ブランドや心理的契約という「見えにくい資産」に影響を及ぼし得る、繊細な経営判断です。 問われているのは方針転換自体の正否というよりも、この方
この件について、30年以上人事の現場を見てきた組織人事コンサルタントの曽和利光氏は「よい、悪いの二択の考えに意味はなく、『共創』と『育成』を取りにいく強い経営意思の表明と捉えるべきです。ただ同時に、採用ブランドや心理的契約という『見えにくい資産』に影響を及ぼし得る、繊細な経営判断でもあります」と語る。 前編記事〈LINEヤフーが炎上覚悟で「フルリモート勤務」を廃止したワケ…ネットの巨人が無視できなかった「出社回帰の合理性」〉では、出社シフトで生まれる経営上のメリットなどを解説している。 本稿では、大きな制度変更が社員に与える影響や企業に求められる制度の設計力などについて、曽和氏が詳しく解説する。
7人に1人、日本に約1700万人いるとされる「境界知能」の人たち。 言語化が苦手、仕事の段取りを覚えられない、行動がワンテンポ遅い、対人関係の距離感が極端、金銭管理ができない、ダマされやすい……困っているのに気づかれなかった人々の実態とは? 発売即重版が決まった話題書『境界知能の人たち』では、当事者を見てきた第一人者の医師が、全体像をわかりやすく解説する。 (本記事は、古荘純一『境界知能の人たち』の一部を抜粋・編集しています) 強者が弱者を助けない社会例外はありますが、境界知能の人たちは、知的機能でマイノリティであるだけでなく、情報や経済面においても弱者であると言えます。日本社会では困っていても目立ちづらく反論できない人を「自己責任」として切り捨てる傾向が強いように思います。 いじめの被害にあった子どもが、ネット上では強者のつもりになって自分と意見が異なる人を見下して、「知能が低い」とか「
シティホテルはいわゆる宿泊のみではなく、レストラン、宴会(バンケット)、はては婚礼まで持つ多機能型のホテルです。帝国ホテルやホテルオークラなどを思い浮かべていただければよいでしょう。 一方で、ビジネスホテルはシティホテルとは異なり、レストランや宴会などの機能を持たず、極端に言えば客室のみで構成されているホテルです。宿泊特化型と言われるゆえんです。アパホテルや東横インなどを思い浮かべていただければよいでしょう。 そして、日本では宿泊特化型ホテル(ビジネスホテル)が現代のマーケットを牽引する形で発展を遂げてきました。後述する旅館の衰退に反比例するかのように、宿泊特化型ホテルは全国で爆発的に増えてきました。 なぜでしょうか?
明記されていた「暗号資産」の文字〈一般的に、本トークンをはじめ、暗号資産(特にミームコイン)はボラティリティの大きい資産であり元本保証はなく、その価値が大きく変化したり、または無価値になったりするリスクがございます〉 資料には総理の名を冠す「SANAE TOKEN(サナエトークン)」が「暗号資産」であると明記されていた。 サナエトークンは「ミームコイン」と呼ばれる暗号資産の一種だ。時価総額は一時、数十億円に膨らんだ。しかし、発行元の「合同会社NoBorder DAO」(以下ノーボーダー)に無登録営業の疑いがあり、金融庁が実態把握に乗り出す中、価値はほぼゼロに。高市早苗総理も「我々が何らかの承認を与えさせて頂いたことはない」とシラを切ってきた。 Photo by gettyimages 高市総理の公設第一秘書である木下剛志氏は、ノーボーダー側より昨年末から「高市早苗応援企画」を始めたいと相談
子宮頸がんのリアル…漫画『コウノドリ』に寄せられた「私も同じ思いだった」の女性たちの簡単には解決できない思い1週間限定!218ページ無料試し読み 4月9日は「子宮の日」だ。2009年に子宮頸がんを予防する日として制定された。子宮頸がんは、他のがんに比べて発症し年齢が若く、妊娠・出産を視野にライフプランを考えている世代が罹患することが多い。別名「マザーキラー」とも呼ばれている。 名作『コウノドリ』の数あるエピソードの中でも、多くの人が必読と挙げる「子宮頸がん」の試し読みとともに、子宮頸がんについて考えたい。 【試し読み期限:2026年4月9日~2026年4月16日23時59分】 『コウノドリ』の伝える力FRaUwebでは2020年10月、漫画家の鈴ノ木ユウさんのご厚意で、漫画『コウノドリ』の「子宮頸がん」エピソード218ページを期間限定でを無料試し読みを掲載した。このエピソードは、『モーニン
大手新聞社の本社が集まる東京・大手町エリア。五大紙の一角である産経新聞社も、国有地の払い下げを受けて以来、約70年にわたってこの地に踏みとどまってきた。丸ノ内線大手町駅の「サンケイ前」という副駅名は、同社の社員の誇りでもあったが、ついにその聖地から去ろうとしていることがわかった。 前編記事『産経新聞が大手町から「都落ち」の衝撃…移転先に決まった「意外な場所」』からつづく。 「会社は高額な定期代を払えるのか」3月末には主要セクションの幹部が集められ、東京本社を品川シーサイドTSタワーへ移転させる方針が示された。 「時期については、2026年度末までに完了させるという話もあれば、2027年度末までに完了させるという話もあります。大手町に残れるのはデジタル部門の一部のみといわれています。まだ一般社員への正式発表はありませんが、一般社員への説明はないのかと不思議に思っている社員も多いです」(同社の
フジテレビ対村上世彰氏「攻防」の裏で大手新聞社の本社が集まる東京・大手町エリア。五大紙の一角である産経新聞社も、国有地の払い下げを受けて以来、約70年にわたってこの地に踏みとどまってきた。丸ノ内線大手町駅の「サンケイ前」という副駅名は、同社の社員の誇りでもあったが、ついにその聖地から去ろうとしていることがわかった。 丸ノ内線大手町の副駅名「サンケイ前」は産経社員の誇りだという 「本社が移転するらしい」―― 。そんな不穏な噂が社内を駆け巡ったのは、今年3月初旬のことだった。同社の中堅社員が重い口を開く。 「我々はフジサンケイグループの中核を担う不動産会社『サンケイビル』が所有する東京サンケイビルの8フロアを、身内価格の格安賃料で借りてきたと聞いています。しかし、新聞離れによる経営不振は深刻。社内では以前から『大手町の一等地に居座るのは、もはや身の丈に合っていないのではないか』という声が出てい
順風満帆に見える高市政権。だが、多くの自民議員が永田町へ帰還し、党内力学が変化した。新たな権力闘争が幕を開ける―。 【前編を読む】高市総理、自民党内に「同志」がいない…「反高市グループ」結成の動きも 総裁選に出たメンバーが「新人囲い込み」高市の天下もそう長くない。そう確信し、牙を研ぐ議員が次々と現れている。さっそく動き始めたのが、前回総裁選に出馬した面々だ。現職閣僚や党幹部という身分でありながら、公然と「次」を見据えた仲間作りに奔走している。 3月、総裁選の慰労会を開いたのが防衛相の小泉進次郎氏。表向きは「慰労会」を装いつつ、真の狙いは引退した菅義偉元総理が築いた巨大な人脈の継承にある。 「菅さんの引退後、鳴りを潜めていた『ガネーシャの会(旧菅グループ)』が、ここにきて突如活発化しています。神奈川県連で新人議員が7人も誕生したことを好機と捉え、進次郎氏は菅氏側近の坂井学氏らを通じて、これら
順風満帆に見える高市政権。だが、多くの自民議員が永田町へ帰還し、党内力学が変化した。新たな権力闘争が幕を開ける―。 国民と自民党内の激しい温度差「いったいどうなってるの!」 高市早苗総理は、内閣情報調査室から上がってきたメモを読み、激昂した。そこに記されていたのは、石井準一参議院幹事長が党内で新たなグループを作るという内容だった。総理は疑心暗鬼に陥った。 「石井が反高市グループを作ろうとしている……」 石井氏は「参院のドン」と呼ばれた故・青木幹雄氏の愛弟子で、その政治手法を色濃く受け継いでいる。旧茂木派(平成研)の実力者として野党側にも太いパイプを持ち、一部では新たな「ドン」と呼ぶ向きもある。そんな石井氏は、ことあるごとに高市総理の前に立ちはだかってきた。 Photo by gettyimages 総理が、旧安倍派で裏ガネ問題に関与した佐藤啓氏を官房副長官に起用した際には、「多少疑問視して
3月に開催された高市総理とトランプ大統領による日米首脳会談。主要メディアの多くは「大失点を避け、一定の成果を挙げた」と報じており、安堵に近い肯定的評価が主流となっている。しかし、あたかも権力側に同調したかのようなその視点は、果たして妥当なのだろうか。神保太郎が、今回の首脳会談で露呈したメディア報道の限界と弱点に切り込む。 前編記事『歪められるイラン・ベネズエラの戦争報道…米国依存のニュースソースが日本人の国際感覚を麻痺させる!』より続く。 テレビ朝日の千々岩記者が引き出したトランプの本音日米首脳会談は、戦後日本の政治史そのものである。平和憲法のもとで「軽武装の経済国家」をひた走った日本が、アメリカの軍事戦略に組み込まれて行く節目に、いつも日米首脳会談があった。 1957年6月の岸・アイゼンハワー会談で日米安保条約の改定が合意された。アメリカは、事実上の「宗主国」となり、その庇護のもとで日本
「食もエンターテインメント」。EXILEのHIRO氏が率いるエンターテインメント企業であるLDHが、ミシュランの星を獲得し続ける焼き鳥の名店「鳥しき」とタッグを組んだ。 「食はLDHの成長戦略の柱の1つ」とし、国内のみならず海外でも焼き鳥事業を拡大している。その行程とはどんなものなのか。 【前編記事】『なぜ芸能事務所なのに焼き鳥を?LDHが「焼き鳥職人は間違いなくアーティスト」と断言するこれだけの理由』よりつづく。 「3本の柱」で焼き鳥の世界に挑む「鳥しき」店主で、鳥しきICHIMONの各店を率いる池川義輝(写真提供/LDH kitchen) 「焼き鳥は宗教のタブーに触れず、世界中の方々に召し上がっていただける料理です。『鳥しきICHIMON』ではジャパン・クオリティの上質な焼き鳥を味わってもらい、焼き鳥のリーディング・カンパニーを目指しています」と、LDH kitchen鳥しき事業部・事
女子は男子より国語の成績がいい。 自分の経験に照らし合わせてみても、おそらく多くの人がそう感じているだろう。 この傾向は日本のみならず、多くの国で見られるものだ。 しかも、過去をさかのぼってもそうなのだ。しかし、ではいったいなぜなのか? 56カ国の過去46年間のデータを分析した研究が導き出した結論は、言われてみれば納得感のあるものだった――。 女子の方が国語が得意なのは「生まれつき」ではないオランダとドイツの研究チームが、国際的な学力テストであるPIRLSとその前身にあたる1970年・1991年の国際調査を対象に、小学校4年レベルの子どもの読解力と、課外活動に関するデータを組み合わせて国レベルの長期トレンドを分析し、2024年に研究結果を発表した(Steinmann, Isa, and Rolf Strietholt. 2026. "Reading More, Achieving More
MVNO強化が生んだ「成長の制約」前編記事〈NTTの株価はなぜ「いまだに」上がらないのか?株式分割で個人株主「激増」のウラで起きていた「異変」の正体〉では、NTT株がボックス圏を抜けられない背景に、1対25の株式分割が生んだ膨大な個人株主と、それに伴う外国人投資家の比率低下があることを指摘した。しかし、NTT株が冴えない理由はそれだけではない。 NTT株の不振の背景には、事業自体の成長可能性に対する懐疑もまた大きな要素になっている。それは、NTTだけではなくKDDIもソフトバンクも、足元、高市トレードで活況を呈した日本株のなかで、もう1つその勢いに乗れていないことにも表れている。NTTの場合、それはNTTドコモの停滞に理由がある。その停滞がどこから来ているのか、分かりやすい資料が図3だ。 図3 出所:NTT HP掲載 2026年2月25日個人投資家向け説明会資料より この図は2026年2月
張安楽、通称「白狼」をご存知だろうか。作家の宮崎学のノンフィクション作品『白狼伝』(毎日新聞社、2010年)で紹介されたことで、日本でも一部では有名な人物である。彼は台湾最大の黒社会組織・竹聯幇の長老。いま幇主(一次団体組長)が空位である同組織では実質的なトップ格だ。つまり、世界最大規模のチャイニーズ・マフィアの大幹部である。 いっぽう、張安楽は中国大陸で出生して戦後に台湾に移住した外省人で、中国大陸と深いビジネス関係もあったために、中華統一促進党(統促党)という“中国主導”の中台統一を主張する政治団体の総裁も務める。 統促党は党員の多くがマフィアだ。台湾の学生デモを妨害したり、台北に亡命中の香港民主派にペンキをぶっかけたり、中国との通謀を理由に頼清徳政権から解散を命じられたりと、騒ぎが絶えない団体である(そもそも竹聯幇自体が外省人系の組織だ)。 2014年3月、台湾で発生した大規模学生運
「玉木は信用できない」 うんざり顔でポツリ、ポツリと周辺にそう語ったのは高市早苗総理。不満の矛先は国民民主党の玉木雄一郎代表である。 今や「完全に賞味期限切れ」との指摘も「(同党幹事長の)榛葉(賀津也)さんはいいけど、玉木さんは会うたびに言うことが変わるのよ」 総理の思わぬ告白に、総理周辺は「そこまで言うのか」と瞠目した。 「手取りを増やす」をキャッチフレーズに支持を拡大した国民民主だが、今や「完全に賞味期限切れ」と指摘されている。 Photo by gettyimages 昨年11月までの国会は衆参ともに少数与党の状況だった。玉木氏は、「与党が衆参両院で過半数を握る時代は当分来ず、多党化の時代に入った」と分析。キャスティングボート政党として党勢を拡大していく戦略をとっていた。 「実際、与党への協力と引き換えに年収の壁の引き上げなどを要求し、実現させてきました。ところが、衆院選で自民が圧勝
競争力を削がれた日本の製造業における「失われた30年」を取り戻すべく、高市政権は「国家主導の産業政策」の方針を掲げて支援を進めている。果たして、日本の製造業は復活できるのか。登録者数100万人超の人気YouTubeチャンネル「大人の学び直しTV」のすあし社長が解説する。 ※本稿は、すあし社長『この国の「なぜ?」が見えてくる日本経済地図』(かんき出版)の一部を再編集したものです。また、2025年12月時点の日本経済、世界情勢に基づいて執筆しています。 国の支援で日本の製造業は復活できるのか日本の製造業は、長らく「モノづくり大国」として世界に名を馳せてきましたが、その栄光は色褪せつつあるように見えます。半導体産業では台湾や韓国に圧倒され、電気自動車(EV)では中国勢に市場を奪われ、国内ではエネルギーコストの高騰が企業の競争力を削いでいます。 そんななか、高市政権は「国家主導の産業政策」という方
EV需要減で6900億円の赤字「社長は経営責任を取って辞任するべき」「今の社長ではやる気が起こらない」 ホンダでは現在、開発部門を中心に三部敏宏社長(64歳)に対してこんな不満が渦巻いている。 同社は3月12日、'26年3月期決算で、上場以来初の赤字となる最大6900億円の最終赤字(前年は8358億円の黒字)を計上すると発表した。赤字転落の要因は、EV需要の減速に伴い巨額の損失が発生するためだ。 その主な原因は、ロゴマークを刷新してEV戦略の基軸に置いていた社長肝入りの「ゼロ」シリーズにある。一部の開発を中止するため、先行投資していた金型の減損処理などで'26年3月期は最大1兆3000億円の損失が生じる。さらに今後は、部品メーカーへの補償が発生するなどとして、'27年3月期も追加で最大1兆2000億円の損失を計上する。損失は最大で計2兆5000億円にも上る。 Photo by gettyi
「サナエトークンは高市(早苗)総理のブレーンに話が通っていて、総理も将来的に応援してくれるでしょう。ぜひ溝口の話を聞いてもらいたい」 昨年12月、都内でIT企業を経営する男性は、現職総理の名を冠した暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」の営業を受けていた。人気格闘技イベント『ブレイキングダウン』を手がける著名実業家の溝口勇児氏が仕掛けるので、若いファンも増えると営業マンは熱弁した。 男が差し出してきたプレゼン資料には、この事業がほとんど「総理公認」だと思わせるような文言が並んでいた。 〈ワークライフバランスを捨ててこの国のために頑張る高市首相本人とともに、日本国民全員で明るい未来を創っていくことを決心しました〉 SANAE TOKENの営業資料 ホームページには暗号資産であると明記仮想通貨取引業の登録がなされておらず、金融庁が調査に乗り出している暗号資産「サナエトークン」。X
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