駅構内などで、わざと体当たりしてくる“ぶつかりおじさん”の被害に遭った人のなかには、泣き寝入りせず、謝罪を要求したという強者もいるようだ。東京都のあべしさん(30代女性)は、 「ぶつかられた後、そのおじさんを尾行すると、確実に男性は避けて女性にぶつかっていると確信できました。もう被害を生みたくないのでちゃんと反抗しないといけないし、とはいえ逆上されても困るので、あくまで優しいトーンでコミュニケーションをしてみました」 と語った。この後どうなったのだろうか。編集部はあべしさんに詳しく話を聞いた。(文:天音琴葉) 思わず「ウッ」と声を出してしまうくらい痛かった 2021年の春、場所は渋谷駅の地下で“ぶつかりおじさん”に遭遇した。 「一人で歩いていたら、男性が前から競歩くらいの速さでズンズン歩いてきて、すごい勢いでぶつかられました。思わず『ウッ』と声を出してしまうくらい痛かったです」 おじさんは