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新内閣発足
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「なんで玉木雄一郎さんがこんなに叩かれてるの」ってのはあるんです。 今回の野党連合での首班指名で、いま勢いのある国民民主党さんからすれば、現状の立憲民主党さんと組んで「いまの」首班指名に向けた動きでリーダーシップを取られるよりは、早期に解散総選挙に追い込んで多くの議席を確保したほうがメリットがあるに決まっています。 玉木さんを叩いているアカウントを見ると、保守層よりもむしろ「国民民主党は同じく連合を支持母体としている立憲民主党と一致して行動すべきだ」と考えるリベラル層が8割近くになってます。裏を返せば、立憲さんと同じく国民民主党さんもリベラル回帰し、ポピュリズムとは一線を画すべきだという主張になるんでしょうか。 玉木雄一郎さんも榛葉賀津也さんも「話は聞く」スタイルを続けていて、協議には応じる姿勢のままであるのは立派です。個人的には、さっさとテーブルを蹴って「小沢一郎の仕込みなんて一緒にやっ
【号外】なんですか、この執行部人事は?『笑ってはいけない総裁選2025(後編)』自公連立政権26年目の熟年離婚危機編 ※おことわり 本稿は、ほぼ同じ内容を私のメルマガ『人間迷路』で配信しています。メルマガご購読者の皆さまに於かれましては本稿は配信する記事と同じものですので、お布施でもない限り、間違って買わないようお願いします。 https://yakan-hiko.com/kirik.html 自公連立政権は、奇しくも26年前の10月5日、小渕恵三第2次改造内閣以降四半世紀を超えて日本の政治を支えてきました。 んでまあ、ここにきて公明党さんから自公連立離脱について実質的な最後通牒が来てしまったので大騒ぎになっておるわけです。非常に時間の長くかかった高市早苗さんと公明党代表斉藤鉄夫さんとの会談もそうだったのですが、麻生太郎さんの肝入りもあって5日内々に(公明党さんよりも先に)高市さんと玉木雄
当然、陣営に入って正面で戦っている皆さんからすれば、最後まで頑張るのはもちろんです。頑張るしかありません。残る時間の一分一秒まで正しくあがく戦いは美しい。私は守るべきもののために努力する皆さんの味方です。紅組頑張れ白組頑張れ。 他方で、党員・党友さんの投票期日は10月1日がめどとなり、趨勢は概ね固まって大勢は決しました。これはもう公知のことです。 それは「この自由民主党の『フルスペック』総裁選の仕組みがこうであるから」に他なりません。年間4,000円払ってくださる党員・党友の皆さんが主役であり、当としてのリーダーを決める選挙において、一次投票は議員と同数の295を党員 党友さん票に割り当て、過半数を超えない限り決選投票となり、党員党友さん票は都道府県連票47票に圧縮されて合計342票で決する。それがルールです。 ご承知の通り、一回目投票で過半数を超えることが一撃決定の条件であることから、有
今回の自由民主党総裁選、メディア的には小泉進次郎さん陣営の「ステマ」問題や、高市早苗さんの演説における鹿問題など、読者的にツカミが取りやすいテーマが数多く出ています。 んでまあ、先日酔っ払って寝た偉い人とタクシー同乗がてら流れてきた林芳正 × 吉崎達彦の政策議論動画を観ていたんですが… これは面白い。 特に後編。知りたいことが、まあまあの深度で分かりやすく解説されているのを見ると、日本の政治はこういうインテリジェンスのある人がちゃんと中枢にいて相応の差配があって回っているんだなと思えるようになります。 前編でも、大組織の岸田文雄政権に対して、少ない人材を要所においてパワフルに運営していた石破茂政権、みたいな言及があって、これはもう岸田政権石破政権と二代に渡って官房長官を務め上げた林芳正さんじゃないと語れないことだと感じるんです。 結果的に、議員票をなるだけ多く積み増して決選投票に挑む戦術に
※ おことわり 本稿は、ほぼ同じ内容を私のメルマガ『人間迷路』で配信しています。メルマガご購読者の皆さまに於かれましては本稿は配信する記事と同じものですので、お布施でもない限り、間違って買わないようお願いします。 https://yakan-hiko.com/kirik.html ※ ご注意 本件号外『石破茂政権とは何だったのか』は、前編となる経緯編と、後編となる展望編に分かれております。話が途中で終わっちゃったぞとお思いの方もあるかと思いますが、後編をお待ちください。 https://yakan-hiko.com/kirik.html というわけで、石破茂先生が辞意を表明され、万感の思いも抱きつつご勇退発表の記者会見も拝見いたしました。総裁選選出、首班指名が終わるまでは一か月余りのラストランは残されておりますが、まずは区切りとして、大変にお疲れさまでした。 総じて申し上げるならば、昨年石
あと2日という局面で開城交渉が始まりました 菅義偉政権末期において、泣いて引導を渡した小泉進次郎さんの担ぎ出しによる石破茂さん直訴のため公邸にガースー連れて突撃 敗北条件は解散を総裁(総理)に決断されてしまうこと 勝利条件は総裁の辞意を取り付けて総裁選を行うこと 一応、関係条件としては6条4項総裁選を前倒しで行うことは議員+都道府県連の過半数を超えても「いつやるか」は決まっていない 何となれば解散後、臨時国会後、20年後でも成立する なので、あり得るとすれば間に何の政策を挟むか 補正予算で経済政策を実現してからフルスクラッチ総裁選をという話を総裁サイドは考えているかもしれない あるいは、中選挙区併記制&定数一部削減&一票の格差配慮などの選挙制度改革を野党との協力を経て臨時国会で道筋つけてから解散 進次郎さんとガースー的には何としても解散を日曜ぐらいまでに見送らせる言質を取りたいのかもしれな
さんざん追い詰めた側が、いざ陰キャの大爆発目前という状況にビビって自由民主党の側から「議会招集し総理・石破茂さんの不信任案を提出する」という割と下策の打診を始めてきているのですが、これは何度もご説明を申し上げてきました通り、間に合いませんし、仮にできたとて石破さんに7条解散を打たれて終わりです。 これ、8月から私ずっと説明してきたのに、まだ「不信任案ならいける」とする人がいるので…。 少なくとも、最悪(かどうかは分かりませんが)の展開としては9月8日の総裁選挙管理委員会・逢沢一郎さんが党則6条4項総裁選前倒し開催を行う決議をするかどうかジャッジするタイミングで、石破茂さんは衆議院の7条解散を打つという方向に傾いておられるとされています。 これはテクニカル的にも可能なので、それをやるべきかどうかは別として「できます」としか申し上げようがありません。 石破さんに7条解散を諦めてもらう(させない
次の打ち合わせが16時40分ごろなので、移動中に思うことを書く。後で消すかもしれない 最終局面だという感じなのですが、どうも皆さんあまりまともな精神状態ではない雰囲気で、これはもう地下塹壕に籠ったヒトラー総統もかくやという展開になっておるわけですが、 鉄の結束でやめへんでと叫んでいたはずが、実は個別に連絡を取ることもなければ真意を確かめたりお願いをしたりすることもないわけで、大事な人は海外に行ってたり別のことでスタックしてたりして、 本来ならお支えするべき立場の人が諦めモードで定時で帰って飲みに行ってたりさあ、あからさまにやる気がないのはどうなのかと思うんですよ ポジション的に宙ぶらりんなので、打開するにはこの週末しかないんだぞというところで閉じこもっちゃうのはご性格というべきか むかし、高校時代にクラスでちょっと変わった陰キャの子が学園祭でクラスの出し物が決まってるのに準備が遅れてメンバ
結論 結論を先に書きますお。 ・ 少子化になり、大学に進学する理系の子どもの数自体が減ってしまい、国の成長戦略に沿って必要な分野に進学してくれないとそもそも産業分野が成り立たない場合が増えた ・ 親や子どもの「医学部信仰」が日本では極端に強く、優秀な学生ほど国公立医学部を志向してしまい、よほど「これがやりたい」と思う子と理解のある親とがセットにならない限り大事だが不人気理系学部が閑古鳥に ・ 情報系の学部が乱立しすぎて、そもそも教鞭をとれるまともな情報人材が大学におらず、ゴミみたいな教員と非常に駄目な学部が偏差値40から55ぐらいの中堅理系人材を中途半端に育てて生産性がとても低い ・ ちゃんと研究をやろうとすると単に科学研究費を各大学に積み増すだけでは駄目で、アドミンなど教育補助や長時間かけて償却する研究設備に投資が進まない ・ 研究開発に資することのできるまともな理系人材は、学部卒ではあ
道中、神津さんらしい魔法のワードとして「マクロ安定化政策」という非常にずるい単語ですごい感じを出しています。この単語には、為替関係から政策金利も含めた日本銀行の機能・役割だけでなく、よく知らんがイノベーションに対する投資促進のところまで幅広に「マクロ安定化政策」という経済政策メニューに突っ込んであって有無を言わせない感じが素敵なんです。 他方で、神津さんはあんまり関心がないのか社会保障とか経済安全保障、イノベーション関係では自動車に次ぐ国富を稼ぎ出しているゲーム・アニメなどの文化的ソフトウェア産業、安い日本を満喫しに来るインバウンド関連産業などはほぼ綺麗に無視されています。まあ、その辺まで立ち入る必要はないのでしょうがないでしょうからな。その代わり、自動車など製造業や、半導体、プラットフォーム事業などのネットインフラ関係でのイノベーション投資をきちんと増やして国際的な競争力を高めて外貨を稼
ということで、あまり気にすることなく、猛暑の中、今月も元気にJILISコロキウムにて「諜報と民主主義」について語りたいと思っております。ご一緒するのは慶應義塾大学大学院法務研究科教授の横大道聡先生と、皆さんお馴染み新潟大学教授・鈴木正朝先生と弁護士・板倉陽一郎先生そして司会は私、山本一郎でございます。 しかしなんつーの、あれだけ盛大に介入されて、政府各方面各要人も問題だと言い、自由民主党からもそろそろええ加減にせえよとなり、今回ネタ出しの対象となったロシア政府からも「お前ら日本政府の支持率低迷してる理由を俺たちのせいにすんじゃねーよ」とのお言葉も賜りました。感無量です。 ただですな、この手の問題は「こういう状況になったから対処しよう」ということで場当たり的に対策を打つのではなく、我が国において、実際にはどういう社会にしたいと考えていて、そこではどんな情報流通であると想定されて、その状態を維
※ おことわり 本稿は、ほぼ同じ内容を私のメルマガ『人間迷路』で配信しています。メルマガご購読者の皆さまに於かれましては本稿は配信する記事と同じものですので、お布施でもない限り、間違って買わないようお願いします。 https://yakan-hiko.com/kirik.html 7月20日の参議院選挙につきましては、与党・自由民主党と公明党の敗北に終わった、これは紛れもない事実です。目下、猛烈な勢いで「この選挙で何が起きていたのか」を調査したり検証したりしている最中ではございますが、正直申し上げて、あるタイミングで行われた選挙の結果を数字からひっくり返して検証するだけでは、一過性のものもあたかも長期トレンドに載っている者であるかのように見えたり、また、先に同じく敗北で終わった都議会議員選挙での結果と見比べても「準備不足のまま都議選に突入し、無事敗北し、その検証が満足に行われなかった結果、
仕組み的に仕方がないし、誰が悪いわけでもないけど、国として必要だから手を打ったというアリバイがあって進めているプロジェクトが、方針策定から3年ほど経過した結果、すでに現実が先に行ってしまって役に立たなさそうだという話が最近増えたなあと思います。 で、まあ前口上としては、とてもいいことが書いてあります。当時だったら、私も賛成します。ありがとう岸田文雄。 https://www8.cao.go.jp/cstp/anzen_anshin/2_vision.pdf 当時は経済安全保障の推進に資するきちんとした技術・研究開発のプロジェクトが求められていたし、日本独自にしっかりとしたバックグラウンドを作る必要はあるよねというのはコンセンサスでしたから、Kプロが立ち上がってそれ相応の資金を投じてプロジェクトを進めるということ自体に異論はございません。もちろん、似たような領域にいる人間として「いいなあ、も
※ おことわり 本稿は、ほぼ同じ内容を私のメルマガ『人間迷路』で配信しています。メルマガご購読者の皆さまに於かれましては本稿は配信する記事と同じものですので、お布施でもない限り、間違って買わないようお願いします。 https://yakan-hiko.com/kirik.html デジタル広告の適正かつ効果的な配信に向けた広告主等向けガイダンス https://www.soumu.go.jp/main_content/001013697.pdf もちろん、主眼はデジタル広告詐欺問題と規制強化の必要性、というか、何をもって適切な規制とするのか、いや、規制まで踏み込む前に適切な落としどころを民間でやんなさい、いやいや、民間広告事業者を業界団体その他で縛ったところで海外プラットフォーム事業者は好き放題やってるのが問題じゃないですかどうにかしましょうよ、という、ある種の寄せては返す議論の波が私たち
※おことわり 本稿は、某媒体向けの取材・論考の原稿として執筆したものですが、いきなり文字数が半数に削られて掲載されそうになったため趣旨が正しく伝わらないことを怖れて掲載をキャンセルし、私の有料メルマガ『人間迷路』の無料巻頭言として掲載する予定のものです。『人間迷路』の巻頭言の公開分は、メルマガ配信だけでなく夜間飛行『プレタポルテ』『マイノート』でも補記・加筆した内容を掲載予定です。 https://note.yakan-hiko.com/ 7月20日投開票の参議院選挙では、自由民主党は与党としてなかなかお訴えが有権者に伝わらず、50議席と低めに設定されていた勝敗ラインをも下回る敗戦で終わってしまいました。もっとも、中盤情勢では自民党の獲得議席予想が31議席から33議席に落ち込む数字も出ている中で、終盤に向け何とか有権者の皆さまのご支援で盛り返せた面はあるのではないかとも思っています。 他方
2025年参院選では、立花孝志さんが率いるNHK党と統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係が改めて注目を集めました。NHK党党首の立花孝志さんが自ら、街頭演説において統一教会の信者約8万人に向けてハガキを送り、NHK党候補への投票を呼びかけたことを明言したのです。 この8万通というハガキの規模は一般的には立派な支援団体としての選挙活動のレベルです。立花さんはさらに、統一教会系のイベントにおいて講演者として登壇していたことも明らかになっていて、これは選挙協力を超えた、より深い関係性を物語っています。 すでに解散命令が出されている統一教会は、特に、反共産主義運動を起点とした自由民主党・保守傍流である清和研究会との関係が長らく維持されてきました。3年前の安倍晋三さん暗殺事件で改めて統一教会がクローズアップされてからというもの、しばらく日本政治の表舞台に出てくることは少なくなっていました。これを、
52年間生きてきて「なるほど、世の中ってこうなっていたのか」という気づきを与えられる機会があるというのは幸せなことだと思っています。 辛いこともたくさんあるけれど、いままで関係先から取材という形で伺う話とは異なる素敵な刺激もたくさんあって、楽しかったなあと。 他方で、仕事柄どうしても地方に足を向けるわけですが、クソ忙しい合間を縫って現地入りして、酷暑の中地元の飯屋とか入ると… 皆さんのんびりしているわけです。なんつーか、配膳や接客が止まって見える。川上哲治かよ。でも、これが国民の本来の生活ペースなんだ、それっぽいところにいるとクロック数爆上げで仕事をしているが、人間はそもそもこうであるべきなんだとか自省してしまうんですよね。 で、ワイがやっていたことはまあ勝ててよかったななんですが、戦全体は負けは負けですので敗戦処理が発生します。いや、本来ワイはこんなことしなくてもいいはずなんですが、貸し
(修正・追記 14:10)ご指摘、反論、苦情などあり、また本日付で起きたことなど追記しろとのことで、調整の上、一部修正と追記いたしました。チッうっせーな 7月20日、参議院議員選挙が終わりました。 選挙に関わったすべての方、各政党各候補の皆さま方、支えた事務方・秘書・ボランティアの皆さま、各政党本部、出入り業者の皆さま、選挙管理委員会や各都道府県・自治体で選挙実務を担われた皆さま、警察庁警視庁・総務省ほか関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。 ありがとうございました。 まず、個人的に申し上げるならば応援していた先生方につきましては3戦3勝、国民のご請託を何とか賜れて良かったなと思います。深く感謝申し上げます。ありがとうございました。他方で、この先生はお人柄的にも能力的にもこれからの日本に大事なのではないか、いまと未来の日本のために働いてほしいと願っていた皆さんがかなり涙を飲む結果となって
高市早苗さんが参院選の選挙協力を控えていることで、自由民主党はリベラル色の強い石破茂さんが前面に出ることになり、自民党保守派の離反を招き今回も負けそうです。 まるで、学園祭の前日を繰り返しているみたいな感じですね。 結論から言えば、自民党の苦戦は石破嫌いの保守層が参政党に幅広く流れたことで、この原因は高市早苗さんを含むオール自民での選挙戦にできなかったことに尽きます。まあ、みんな分かってることでしょう。 ただ、私としては「どんな状況でも、最後まで勝利を信じて戦い抜いてこそ、見える境地がある」と、どうしても申し上げたい。 朝からひっきりなしに「もう消化試合だ」という連絡も来ますが、各候補も陣営もまだまだ諦めず必死に戦っているところで、私としても、最後の一分一秒まで全力で頑張ります。 冒頭にも書きましたが、今回の苦戦は自民党を支えているはずの保守層からの投票が入らない点です。割と多くの自民党支
『認知戦』という、頭の中を巡るネットでの工作が、日本の民主主義を脅かす形で、私たちの目の前で繰り広げられております。7月20日の参議院選挙を前に、ロシアによる大規模な情報工作が日本のSNS空間で激化しており、その規模と巧妙さは、もはや看過できないレベルに達しています。 簡単に状況を説明しますと、このような感じです。 ・ロシア製ボットが、親露派大手アカウントが流す石破茂政権批判や偽情報、印象操作の投稿や動画をトレンド入りさせ、百万再生単位でバズらせている ・アメリカでは摘発されているボットだが、日本ではプラットフォーム事業者も情報当局も対応できておらず野放しになっているため、ガセネタ流し放題になっている ・政府批判、石破茂、岩屋毅、公明党などへの攻撃が中心であり、利用できるものであれば参政党でも日本保守党でもれいわ新選組でも反ワクチンでも沖縄独立でも使えるものは何でも使う傾向がある(特定の政
単純な話で、武見敬三さんが「悪質ホストクラブ規制」で党内および議会で先陣を切っておられたからなんですよね。 それも、被害者側の女性の立場に立った施策の推進でね…。 で、ホストクラブ経営者が「推しの政党」として参政党を挙げ、投票済み証明書を提示した客に対しサービス無料にするという書き込みをし、それを参政党東京選挙区で立候補したさや氏が御礼のメンションを投げるという事案が発生していました。 どうみても公職選挙法における買収事案ですね。 さすがに気づいて消したようですが、ホストクラブ経営者が自前ホストに対して参政党に投票するよう求める書き込みをしたり、実際にそれを求めたりしているケースはいくつか視認されています。ホストクラブ規制に関する締め付けが効いてしまっている実態が、彼らをそうさせているのかもしれません。 さらには、武見敬三さんのSNSアカウントが、これらのホストクラブ経営者や従事者によって
昔から保守主義者で、自分でも周囲からもそう思われていたはずなのに、いまやなぜかリベラルど真ん中になっていた 閑話休題、移動中に思いのたけを述べる、電車を降りるまでの小一時間一本勝負。 私は大学時代から当局側についている塾生団体「文化団体連盟(文連)」の委員長を務めさせていただいておりました。平たく言えば、慶應義塾大学のノンポリの塾風を守るため、明治大学やら法政大学やらからやってくる「あなた、本当に大学生ですか」と言いたくなるような皆さんから、文字通り、身体を張って三田・日吉キャンパスを守るド現場をやってきました。 振り返れば、そのころからロジと情報収集が大好きで、当時日本新党ブームが終わり、平成維新の会が立ち上がり、公明党の皆さんもバリバリで、最後には地下鉄サリン事件(95年3月20日)まであったりで、そういう社会情勢でした。 私はと言えば、大学をてっきり卒業すると思ったら4年で2単位足り
※ おことわり 本稿は、ほぼ同じ内容を私のメルマガ『人間迷路』で配信しています。メルマガご購読者の皆さまに於かれましては本稿は配信する記事と同じものですので、お布施でもない限り、間違って買わないようお願いします。 https://yakan-hiko.com/kirik.html 記事の冒頭からして「私をここから出して」──関東地方のホスピス型住宅で暮らす安藤照夫さん(69歳、仮名)の言葉は、現代日本の福祉制度が抱える深刻な歪みを象徴しています。末期がんとされながら3年以上生存し、自分で歩くことができる安藤さん。しかし、まず「これは本当にそういう診断が下されていたのか」というところから疑問を抱きます。本当に末期がんであると診断されて本人に療養が必要であるならば話は分かるのですが、3年以上問題なく生存して本人の活動意欲もあるにもかかわらず散歩すら自由にできない生活を強いられたうえで、年間約8
突然横から出てきた小泉進次郎さんのお陰でコメ高騰騒動は落ち着き始め、高校無償化も今後は公立中学校・高等学校の品質問題になるだろうけどとりあえずこの方向で行こうという着地にはなったと思うんですよ。 ところが、コメ高騰では小泉進次郎さんの足を引っ張りたいのか変な与太話がたくさん出回るようになりました。一番最たるものが農業機械のリースやレンタルに関するものや作況指数の公表廃止についてのデマやガセネタ、思い込みの類です。 小泉進次郎さんが記者会見で「リース」って言ってしまったので鬼の首を取ったかのように批判されていましたが、リースは市場全体の2割ぐらいで、この半分強が単位農協へのリーシングとなり、その単位農協が調達農業機械を参画農家に分担利用する形で機器・機械利用の効率化が進んできています。いわゆる農業の法人化の文脈でも自前で機械を購入し稼働させても収穫時期などの業繁期しか稼働しませんので効率が悪
先週元部下を見送ってきました。まだ46歳で、奥さんと小さい娘ちゃんたちが泣いていました。 直接の理由は動脈瘤の破裂らしくてあっという間だったのがまだ救いなのかもしれませんが、本人は一般的な健康診断しかしておらず異常がなかったので気にすることもなかったようです…。忙しさもあったかもしれませんが、油断したなと…。 その直前も二日前も、かなりガッツリとサウナに行っていたようで、アプリには「完走」したポイントが… いや、同じく能動静脈瘤奇形(AVM)という血管系の持病を脳に持つ私としても声にならない叫びを上げてしまいました。 医療統計上は、確かにサウナによる直接死はそこまで多くないとは思いますが、血管や高血圧含めて循環器系に持病を持つ人にとってはサウナは禁忌であるだけでなく、 彼のように、40代ぐらいまでに受ける普通の健康診断では見つからない持病が爆発して突然死してしまうことは一定以上のリスクがあ
私たち的にはデジタル大臣時代に河野太郎さんがガバメントクラウドのピン留め25年度末を外さずに強行したあたりに「毒入りあんこ」の毒だけ喰らわされて大変なことになっている過去があるのですが、再生エネルギー関係では中国やソフトバンクグループと関係の深い自然エネルギー財団のネタを国策に持ち込むなど行儀の悪い話も多数ございます。 他方で、現在騒ぎになっているクルド人問題については、トルコ政府との間でのビザ(査証)免除措置の停止に関する検討を外務副大臣の宮路拓馬さん(自由民主党)に迫ったり、まあ本人もやりたいことをやってるんだろうなって感じのスタイルになっています。 正論の人だけに、思い込んだ内容が問題解決において正しければ突破力がある優秀な人材に化けるけど、ひとつ歯車が噛み合わないと人の話を全く聞かず、言いたいことを後先考えずに全部大声で言うので途端に単なる面倒臭い人に陥るのが河野太郎さんなんだとい
各社、都議選・参院選に向けた調査たけなわといったところで、いろいろとモードが見えてきて興味深いわけです。細かい内容については各人勝手に選挙予測報道記事買って読んでくれってところですが、その中でも争点になっているのが『減税』、とりわけ消費税の減税でした。 今日は今日とて自由民主党の前で貧しい皆さんが30人ぐらい集まって「自民党解体デモ」らしきものをやっていたんですが、働いている側からすれば金曜のお昼にデモするとか、普通に働けよと思います。でも、本当に困窮している人たちからすれば、普通に働いて生きていけるだけのカネはくれよと思うのも仕方がない面があり、それに応えられない政府・与党は駄目だと言いたくなるのも分かります。 で、まあ、こういう人ほど社会保障のお世話になっているんだろうなと思うわけなんですが、問題は、こういう人はもともと世帯所得が低いのでほとんど税金を払っておらんのです。課税所得650
こんな記事を書きました。 プレジデントの4月度月間読まれたよBEST記事にもなったようです。お読みいただき、ありがとうございます。 賛否両論、ご批判もあって然るべき内容ですが、事実関係だけ記事に書いたのに、何の根拠もなく「それは間違っている」と党派性丸出しでご指摘いただくケースもありました。 なかでも、この問題に詳しいはずの橋本直子さんから割と微妙な角度からの批判が来ていました。お考えは理解しますが、そもそもの調査や制度の趣旨がご理解いただけていなかったようなので、他の読者の皆さまにもご参考賜れるように解説を書きます。 この記事なぜか 「外国人(だけ)による未納や踏み倒しを日本人(だけ)が負担してる」という虚構になってるけど、 実態は 「外国人と日本人による未納や踏み倒しを、真面目に税金や保険料を払っている外国人と日本人が負担してる」 だよね。 かなり基本的な認知ミス。 https://t
なぜか自由民主党の参議院東京選挙区候補ではないかと邪推された菅野志桜里さんが変なポストを挙げていました。 昨日の子育て緊急集会。長島昭久議員から福島みずほ議員まで、声を揃えて「3年以内に子育てケアマネを全家庭にを実現する」と堂々約束。2028年4月16日までの実現、よろしくお願いします。 会場では、矢田さん、音喜多さんと肩を寄せ合ってました♪ https://x.com/ShioriYamao/status/1912456338724254066 うーん、なんだこれって話ですね。4人の子育てをしている私ども山本家としては「子育てケアマネとか要らんだろ。社会保険料下げろ」としか思わない奴ですね。 少子化や児童虐待の深刻化、小中高校生の自殺増加など、子育てを巡る課題の対策を求める話のようですが、この会を主催したのが公益財団法人あすのば、みらい子育て全国ネットワーク、認定NPO法人フローレンス、
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