精神的な病気は、暴力犯罪と関係すると報告されている。 釈放後までを追跡調査 英国、オックスフォード大学のシーナ・ファゼル氏らの研究グループが、精神分野の専門誌であるランセット・サイカイアトリー誌において2015年9月に報告。同大学が紹介している。 研究グループは、スウェーデンにおいて2000年1月1日から2009年12月31日にかけて釈放された全囚人を対象として、精神疾患と、暴力による有罪判決との関連について検証した。 精神疾患があるほど再犯リスクが高い 男性囚人の42%は、釈放前に少なくとも1つの精神疾患の診断を受けていた。 さらに釈放後、追跡調査の平均3.2年の間に暴力犯罪で有罪判決を受けた人は25%となっていた。 女性囚人についても、およそ60%は精神疾患を抱えており、11%は暴力犯罪で有罪判決を受けていた。 精神疾患を抱える男性囚人は、その他の囚人と比べて、釈放後に暴力犯罪