性犯罪の考えが浮かんだらどうしたらいいのか――。性被害を少しでも減らそうと、再犯を防ぐ新たなプログラムの開発が始まった。主な対象は知的障害や発達障害を抱えて罪を犯した人。従来のプログラムでは効果が薄いとされてきた人たちだ。国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)が2018年度末までの完成を目指して試行中で、障害のない人にも有効だと期待されている。 「罪を犯すまでには4段階があります。そのどこかで踏みとどまるには、どうすればいいかを考えます」 8月、長崎県内の知的障害者の入所施設。プログラムの開発者で、聖マリアンナ医科大学(川崎市)の安藤久美子・准教授(司法精神医学)の話に20~30代の男性5人が耳を傾けた。 5人は強制わいせつや強姦(ごうかん)未遂などの罪を犯し、執行猶予中や刑を終えるなどした知的障害者。県内各地から週に1度、それぞれ支援を受ける施設の職員に付き添われて集まる。 性関
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