26日投開票の宮城県知事選で6選を果たした村井嘉浩知事(65)は、当選から一夜明けた27日 県庁で記者会見に臨んだ。選挙戦を振り返り、「徹底的に誹謗(ひぼう)中傷やデマをたたみかけられると、個人では対応できない」と述べ、県として選挙のファクトチェックに取り組む考えを明らかにした。 「移民受け入れとは異なる」村井氏は「私のためではなく、今後の国政選挙なども見据えて、県が中立的な立場、第三者としてしっかり調べた上で、問題があるならば、警察にも伝える」と説明。今後、県の顧問弁護士や県警などとも相談し、公職選挙法に抵触する可能性も視野に検討していく意向を示した。 また、村井氏が推し進める外国人労働力の受け入れについても言及。選挙中に有権者と意見を交わした中で、「技能実習生が必要でないと言った人はいなかった。第三次産業やサービス業などからはもっと受け入れを進めるべきだとの声もあった」と理解を求めた。