「愛国」にすがる中国共産党 高市早苗氏はどう向き合うか
「愛国」にすがる中国共産党 高市早苗氏はどう向き合うか
「国家の死滅」という概念を初めて唱えたのは、マルクスの盟友として知られるエンゲルスだそうだ。
国家とは、資本家と呼ばれる階級が労働者を支配するための道具にすぎない。だから共産主義が実現して階級がなくなれば、国家はおのずと「死滅」する。それはマルクス主義の根っこにある歴史観と言ってもいい。
だとすると、中国共産党が人びとに国家を愛するようしきりに迫るのは、どこか矛盾しているように思えてくる。共産党…







