クスリのアオキ買収防衛策、創業家株4割でも薄氷可決単独路線に火種
クスリのアオキホールディングスが17日に開いた臨時株主総会で、会社側が提案した買収防衛策の導入議案が可決された。ガバナンス(企業統治)に対する懸念などが広がり、賛成比率は55.5%と「薄氷」だった。創業家は単独での成長路線を志向するが、大株主のイオンや投資ファンドの圧力は続く。 今回可決された買収防衛策は、特定の株主グループが所定の手続きに従わずに議決権割合が20%以上となる買い付けに動く場合、…
【ムンバイ=岡部貴典】インドの新興財閥アダニ・グループは17日、2035年までに人工知能(AI)向けデータセンター分野に1000億ドル(約15兆3000億円)を投資すると発表した。再生可能エネルギーによる電力インフラと一体で整備する。完成すれば合計の電力容量は世界最大級となる。 投資額には再エネ発電や送配電施設、コンピューター関連などを含む。同社の計画によってサーバー機器やクラウドサービスなど関…
東南アジアの新車市場で日本車のシェア低下がとまらない。2025年はインドネシアなど主要6カ国の全てで前年実績を下回った。日本車の年間販売台数は227万台と19年比で22%減った。割安な電気自動車(EV)に強みを持つ中国や現地新興のメーカーに顧客が流れ、日本勢が収益源としてきた牙城が揺らいでいる。 日本経済新聞が調査会社マークラインズや各国の業界団体の資料などを基に、新車販売台数に占める日本車と、…
ローソンがインドに進出する。2027年にムンバイに出店し、30年にまず100店舗に広げる。日本国内の出店余地が限られるなか、経済成長が見込まれる巨大市場で中間層の需要を開拓する。日本で磨いた商品開発力や店舗運営のノウハウを生かし、中国に並ぶ海外事業の柱に育てる。 100%出資の現地法人を26年度中に立ち上げ、27年に直営5店舗をムンバイに開く。立地や現地での需要を見極め、サプライチェーン(供給網…
香川県は17日、米半導体大手のエヌビディアと連携協定を結んだ。画像処理半導体(GPU)の開発で世界をけん引する大手と組み、データセンターや人工知能(AI)開発企業などの誘致を加速する。自然災害が少なく電力供給も安定している強みを生かし、AI開発用データセンター「AIファクトリー」や研究開発企業の集積を目指す。 同日県庁で開いた協定締結式には香川県の池田豊人知事とエヌビディアの大崎真孝日本代表兼米…
世界の新規株式公開(IPO)が急回復している。2025年の資金流入額は前年同期比42%増の1865億ドル(約29兆5700億円)だった。米国では人工知能(AI)や金融などで大型上場が相次ぎ、「勝ち馬」とされる銘柄に多額の資金が流入した。26年のIPOも堅調となる見通しで、インドや中国が市場の成長を支える。 ロンドン証券取引所を運営する英LSEGのデータを分析した。資金流入額はIPOによる公募株と…
大阪ソーダは医薬品生産に使うシリカゲルの製造能力を倍増する。松山工場(松山市)と尼崎工場(兵庫県尼崎市)で計100億円超を投じる。糖尿病や肥満症の治療薬の市場が拡大し、精製工程で使われるシリカゲルの需要が伸びていることに対応する。 17日に愛媛県、松山市と立地協定を結んだ。松山工場では新たな製造棟を建設し、2028年4月に稼働させる予定だ。愛媛県庁で開いた協定書調印式で大阪ソーダの寺田健志社長は…
東洋紡は細胞から分泌される微粒子で、医療研究が進む「エクソソーム」の回収器具を開発した。膜技術を使って血清などから分離する。従来方法と比べて回収にかかる費用や時間を大幅に削減できる。大学などで治療効果や安全性の研究が進めやすくなる。 エクソソームは細胞から分泌される直径50〜150ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微粒子。血液や尿など様々な体液中に存在し、細胞間の情報伝達を担う。がん転移のメカ…
積水化学工業は17日、清水郁輔専務執行役員(61)が3月1日付で社長に昇格すると発表した。加藤敬太社長(68)は代表権のない会長に就く。社長交代は6年ぶり。清水氏は主力部門の高機能樹脂で自動車向け中間膜などに携わっており、記者会見で「新事業のペロブスカイト太陽電池を社運をかけきっちり立ち上げる」と意気込んだ。 同社は環境インフラ部門などで生産効率を改善し不採算事業から撤退するなどの構造改革を進め…
トリドールホールディングス(HD)は17日、傘下のうどんチェーン「丸亀製麺」などで従業員の子どもを対象に食事を支援する「家族食堂制度」を始めると発表した。1人当たり月額最大1万円相当の食事ができる。従業員自身も対象。18日から始める。従業員の満足度や働く意欲を高める。 中学3年生以下の子どもがいる正社員とパート、アルバイト及びその子どもが対象。社員1人に1枚、子どもの数に応じた金額をチャージした…
JR東日本高崎支社と群馬県など沿線自治体がJR吾妻線の状況を議論する「JR吾妻線(長野原草津口・大前間)沿線地域交通検討会議」の第5回会合が17日、同県嬬恋村で開かれた。主な利用者である高校生の下校にあわせ送迎バスを運行する実証実験を行うと決めた。 長時間の通学と並んで課題となっている保護者の負担を減らし、同線の利用促進につなげる狙いだ。検討会議座長の吉田樹・前橋工科大学特任教授は「(実験を通じ…





































































