東南アジアのトップリーダーたちに逆風が吹いている。シンガポールのリー・シェンロン首相(65)はお家騒動で清廉なイメージが傷付いた。マレーシアのナジブ・ラザク首相(64)やミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏(72)は人権問題などで批判にさらされている。実はこの3人、建国の父や元首相の「二世」という共通点がある。「私が13歳くらいの時、父はもし自分に何かあったら母と妹、弟の面倒を頼むと言った」
【シンガポール=中野貴司】シンガポール初代首相の故リー・クアンユー氏の遺言を巡るリー家の争いが混迷の度合いを増している。長男のリー・シェンロン首相は3日、早期の収束を目指し、国会で初めて詳細に経緯を説明した。ただ、首相の弟・妹との議論は平行線のままで、収束が長引けば政権の求心力に影響を及ぼす可能性がある。2015年3月に死去したクアンユー氏の遺言が政治問題に浮上したのは、6月14日にリー首相の
資源のない小さな島国を世界有数の貿易と金融の拠点に育て上げたリー・クアンユー氏が死去した。 エリート華僑の家庭に生まれ、英国式教育を受けた後、労働組合を味方につけ政治家としての頭角を現した。 権威的資本主義のパイオニアとして「シンガポールの奇跡」を実現したが、政敵排除など非情さも見せた。 今日のシンガポールの「建国の父」であり、立役者であったリー・クアンユー氏が3月23日に91歳で亡くなった。 戦後アジアで最も尊敬され、また批判もされた政治家の一人であり、アジアにおける残り少ない存命中の独立運動指導者の一人であった。 リー氏の最大の功績は、腐敗した非効率的な政治が長年、蔓延していた東南アジアという地域に、優れた統治という概念を広めたことである。 在任中、平均所得を100倍に 30年以上にわたりシンガポール首相を務める間に、リー氏はこの小さな島国を世界でもまれにみる経済的サクセスストーリーに
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