東芝の半導体メモリー事業の売却を巡って、1次入札に応じた台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がソフトバンクグループに協力を要請したことが14日分かった。鴻海は約3兆円と高額の買収額を提示したもようだが、中国や台湾企業への技術流出や軍事転用を懸念する声が出ている。鴻海は日本の企業や関係者に働きかけ、状況を打開する狙いがあるとみられる。鴻海はソフトバン
経営再建中のシャープが、戴正呉(たい・せいご)社長に支払う役員報酬をゼロに決めたことが23日わかった。 ボーナスにあたる役員賞与は2012年度以降支給しておらず、戴社長は「無給」のトップとなる。不祥事を除けば、国内の上場企業が社長に報酬を支払わないのは異例だ。 今月12日に開いた報酬委員会で正式に決めた。2人の社外取締役を除く、他の取締役6人についても役員報酬は支払わないが、担当業務に関連する手当などは支給する方針だ。 戴社長は「赤字なのに報酬を受け取るのはおかしい」などと持論を語っており、早期の黒字化に向けた決意を示すとみられる。戴社長は、シャープを傘下に収めた台湾・ 鴻海 ( ホンハイ ) グループナンバー2の副総裁も兼務しており、鴻海からは報酬を得ている。
1日の東京株式市場でシャープ株が一時、前週末比5円(5%)安の87円まで下げた。業績低迷を嫌気した売りが優勢となり、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業のシャープ1株あたり取得予定価格(88円)を下回った。両社が出資契約を4月2日に結んで以降、株価が予定価格を下回るのは初めて。シャープ株は8月1日、東証1部から2部に指定替えとなった。買収側の鴻海はシャープの株価について7月30日、「シャー
官民ファンドの産業革新機構は26日、意思決定機関の産業革新委員会を開き、シャープが鴻海(ホンハイ)精密工業への傘下入りを決めたことを報告した。機構の志賀俊之会長兼最高経営責任者(CEO)は委員会の終了後、記者団に「今日の報告をもって案件はクローズする」と話し、シャープとの出資交渉から撤退する考えを表明した。
台湾の鴻海精密工業が経営再建中のシャープに約6250億円での買収を提案したと、米Wall Street Journalが1月21日(現地時間)、事情に詳しい複数の関係者の話として報じた。 シャープに対しては、支援を検討している官民ファンドの産業革新機構が、出資額を2000億円から3000億円に引き上げることを検討中だと日本経済新聞が先週伝えていた。 日本の当局者らは、ディスプレイパネル技術を持つシャープが海外企業の管理下になることに懸念を示している。産業革新機構は同業のジャパンディスプレイ(JDI)の支配権を持つ。当局者らは、シャープとJDIが次世代パネル技術のノウハウを共有しているとしている。 鴻海は、シャープの経営陣交代は求めない方針という。シャープは、同社の業績発表を予定する2月4日までに結論を出したい考えという。 関連記事 シャープ、複合機事業売却は「現時点で計画なし」 報道を否定
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