普通の上場企業なら長年、恥ずべき行動をしてきた最高経営責任者(CEO)は首にされ、取締役会は外部から新たな経営者を呼んで幹部チームと企業風土の立て直しを図るはずだ。非上場の米ライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズではそうはならなかった。辞任したのはトラビス・カラニックCEOの右腕エミル・マイケル上級副社長で、カラニック氏は休職。経営は他の幹部が担い、CEOなどから独立した取締役会議長が起用さ
競争の激しい同一市場で、似たような資産を使って似たような製品を売る企業を考えてみよう。一社は法人格や全資産を1つの組織が保有する。もう一社は「労働者」が有形資産を保有する。労働者は取引ごとに売上高の大部分を手にし、組織に手数料を払う。この2社は異なる税率で課税されるべきか。この問題は民泊仲介の米エアビーアンドビーや配車アプリの米ウーバーテクノロジーズなど、資産をシェア(共有)することで事業展開
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