「太陽の光は神々からの贈り物です」 2018年10月3日の朝、孫正義は投資家の一団の前で上機嫌にそう話した。インドの首都ニューデリーの東郊グレーター・ノイダで太陽光発電についてスピーチをしたときのことだ。 暑い日で気温は35度になろうとしていた。ソフトバンクのCEOにとって、その日は単に暑いだけでなく、まぶしいほど明るかったはずだ。ソフトバンクをテクノロジーと人工知能(AI)の投資の分野で世界最先端の企業にする、という孫のビジョンが、グローバルなマネーの世界で注目の的となっていたからだ。 「この土地とこの太陽の光があるかぎり、皆さんに無料で電力を供給できます」 孫はそう述べて、インドの太陽光発電のインフラに最大で1000億ドルを投資すると約束した。電力の無償提供は25年後に始まるという。 同じ頃、ニューヨークでは、世界各地で事業を展開する急成長中のシェアオフィス大手「ウィーワーク」の共同創
会計規則がおかしいさらに上記の数値さえも信頼性は薄く、目論見書は謎な会計規則のオンパレード。IPO分析会社のトライトンには「 難読化の傑作」と呼ばれています。たとえば暴露記事で指摘されているのは、次のような点です。 3. WeWorkは来年の請求まで今年の売上として計上し、回収してから大きく割り引いて自社の経費として扱っている。しかも仲介の不動産会社には契約の100%をコミッションとして支払っている(業界標準は10%)。割り引きで発生する経費も100%のコミッションも「コミュニティ調整金」名目になるため、会計処理には一切あらわれない。逆のことも行なっており、オーナーが賃料割引に応じると、割引分を売上として計上しているほか、退出後のメンバーに請求してから返金したりの操作もしている。いくらでも好きな金額を記入できる空小切手のようなもので、銀行決済を通さず、一定期間内に発行した請求の合計で処理し
【ニューヨーク=西邨紘子】ソフトバンクグループは米オフィスシェア大手の非公開企業ウィーワークに30億ドル(約3300億円)を追加出資する。24日、ウィーワークが発表した。ソフトバンクのロナルド・フィッシャー取締役副会長とマーク・シュワルツ社外取締役の2人がウィーワークの取締役会に加わる。ソフトバンクは今年に入ってウィーワークに約14億ドルの出資を決めていた。7月にウィーワークと日本で合弁会社を
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