岸田文雄首相が来週にも予定する内閣改造・党役員人事は、各社報道によると内閣官房長官や外相を残留させる一方で防衛相は交代させる方向だ。宗教団体との関係などの問題もあり新しい体制を早くスタートさせ、政権の安定を図りたい構え。 7日付の日本経済新聞によると、岸田首相は松野博一官房長官を留任させる見通しで、岸信夫防衛相については健康状態を理由に交代させる方向で調整している。また同日付の読売新聞は松野官房長官とともに林芳正外相の留任が固まったと報じた。 同紙によると、鈴木俊一財務省も続投が有力視され、萩生田光一経済産業相は留任を含め、閣内か党の要職での起用が検討されているという。また共同通信が政権関係者の話として報じたところによると、公明党の斉藤鉄夫国土交通相については留任させる方向で調整に入った。 自民党役員人事は、8日の臨時党役員会と総務会で一任を取り付け、麻生太郎副総裁と茂木幹事長を続投させる