グローバル化の進展でマネジメント層に外国人を招く上場企業は珍しくなくなった。武田薬品工業は執行役員クラス14人中、トップを含め11人を外国人が占める。大阪発祥の老舗企業の変身ぶりには世間も社員も驚き、あつれきを指摘する声も小さくない。就任3年が過ぎたクリストフ・ウェバー社長に武田の経営や社風の変化を聞いた。――社長を含め幹部ポストに外国人が次々に就いています。「武田は研究開発(R&D)主導型
グローバル化の進展でマネジメント層に外国人を招く上場企業は珍しくなくなった。武田薬品工業は執行役員クラス14人中、トップを含め11人を外国人が占める。大阪発祥の老舗企業の変身ぶりには世間も社員も驚き、あつれきを指摘する声も小さくない。就任3年が過ぎたクリストフ・ウェバー社長に武田の経営や社風の変化を聞いた。――社長を含め幹部ポストに外国人が次々に就いています。「武田は研究開発(R&D)主導型
2011年9月にシンガポールに現地法人を設立して以来、東南アジアでも事業を展開してきたディー・エヌ・エー(DeNA)。それから2年あまりの域内の歩みを、DeNA Singaporeのマネージングダイレクターである森徹也氏に振り返ってもらった。 アジア人スタッフを日本人と同レベルまで教育 DeNA Singaporeの設立は、東京本社によるベトナムのネット大手企業の買収と同時に進行していた。当時、さらなる成長を目指す一方で、開発リソースの確保が課題となっていたDeNAは、自社製ゲームの新開発拠点としてベトナムのゲーム開発会社パンチ・エンターテインメント・ベトナムを買収した。ベトナム人の開発者は勤務意欲が高く、人件費も低いためコストメリットが大きかった。しかし、遠く離れた日本から約80人体制のベトナムの開発拠点をコントロールするのは容易ではなかった。 そこで、同社はベトナムの開発拠点を管理する
小吹:まずは、海外店舗を作る前に、海外事業の戦略を練っているかどうかにつきます。感覚としては、我々のところに海外進出の相談にくる9割の外食企業は、はっきりした戦略を持たないで海外を目指そうとしている。「国内が厳しいので、とりあえず海外1号店を出してみて、様子を見ながら増やしていこう」という感覚で海外に出ようとする日系の外食企業が大半です。 事前に仮説設定や戦略もなく海外出店をしようとすると、ほぼ失敗して、2店舗目の出店もままならず撤退することになります。しかも、仮説も立てずに海外事業へ着手して失敗するわけですから、何が原因でうまくいかなかったのか、という事後検証のやりようもない。こうなると、次の挑戦につなげる教訓も得られず、本当にカネと時間の無駄になるだけです。 このように、目立っている成功事例の裏には、失敗例が山のようにあるのです。 なぜ安易な海外進出が増えているのでしょうか。 小吹:2
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