香港中文大学が、春学期(1月~4月)に日本の政策と国際関係を学ぶクラスを開講している。2004~06年に香港の日本総領事館で総領事を務めた北村隆則・同大教授(日本研究学科)が講義するもので、7日にはゲストスピーカーとしてみずほ銀行香港営業第一部、高田政臣部長が教壇に立った。 講義はMA(修士)コースで全12回。明治時代以降の日本の政策や、米国・中国との外交関係を学ぶほか、学外から日系企業関係者や識者をゲストスピーカーとして招き、学生の理解を掘り下げていく。 8回目となった7日のクラスは「日本におけるバブル崩壊とその後の長期不況」がテーマ。高田氏はバブル崩壊前後の日本の概況と、金融機関や政府の取り組み、その後の銀行再編を経て、08年後半から始まる世界金融危機までを、自身の経験も織り交ぜて語った。 高田氏はNNAに対し、中国本土を代表する株価指数の上海総合指数が昨年、5000を超えたことに触れ