公正取引委員会は13日、みずほ証券が主幹事を務めた新規株式公開(IPO)で公開価格の決め方に問題があったとして「注意」した。公開価格を決める際にほかの証券会社の意見を参考にしたり、投資家の需要を調査したりする手続きが問題視された。IPOの値決めを巡り日本証券業協会などは改善策を実施してきたが、企業、既存株主、投資家の3者が納得できるまでには遠い。「公開価格が一方的に低く設定され、新規上場会社が
公正取引委員会は新規株式公開(IPO)時に企業が適切に資金調達できているかの調査を始めた。事前に証券会社などと決める公開価格と、最初に売買が成立した初値の差が欧米より大きく、企業が調達する額が低いとの指摘があるためだ。日本は世界に比べスタートアップが育っておらず、資金調達の面から改善を探る動きといえる。公取委は11日までに「上場手続きを担う証券会社と公開価格の設定で十分に交渉できたか」「価格設
東京証券取引所などを傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)が、企業の新規株式公開(IPO)の手続きを厳しくしている。証券会社や監査法人に上場申請前の引受審査や指導の厳格化を要請した。上場候補企業の内部管理体制の不備が発覚する事例が相次いだためだ。市場の質向上を目指すが、スタートアップ企業などの今後の上場に影響を与える可能性がある。新規株式公開では、主幹事の証券会社が監査法人とともに、上場候補と
【ニューヨーク=清水石珠実】オフィスシェア大手「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーは29日、米証券取引委員会(SEC)に準備書類を提出し、新規株式公開(IPO)に向けた手続きを開始したと発表した。今後、市場の環境などを考慮しながら上場手続きを進めるという。アダム・ニューマン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)による社員向けのメモによると、上場時期は「未定」という。だが、英フィナンシャル
「メルカリが米国上場に切り替えるかもしれない、というのは頭をよぎった」。東京証券取引所で新規株式公開(IPO)業務を担当する、小沼泰之・取締役常務執行役員はこう振り返る。19日に東証マザーズに上場したメルカリは2017年夏に上場を申請。年内にも上場かと噂されたが、現金の不正出品問題などで審査が長引いた。ただメルカリは創業当時から米国展開を強く意識。海外上場という選択を東証が懸念したのも無理から
【上海=小高航】中国アリババ集団傘下の金融会社、アント・フィナンシャルが、最大50億ドル(約5400億円)の資金調達を計画していることが分かった。複数の欧米メディアが報じた。アントは電子決済サービス「支付宝(ア
新規株式公開(IPO)市場の活況が続いている。29日は自動家計簿アプリのマネーフォワードなど3社が上場。今年上場した55社のうち91%の50社で、市場で初めてついた株価(初値)が公開価格(公募・売り出し価格)を超えた。初値の公開価格超えがIPO全体の9割を上回るのは2年ぶり。IPOで利益を得た個人が新たな新規公開企業にお金を振り向ける資金の好循環が生まれている。29日に東証マザーズ市場に上場し
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