中国が主導した国際機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が第2回年次総会を韓国で開いた。承認された加盟国・地域数は80に達し、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)を上回った。AIIBは規律の高い、健全な国際機関としての評価を確立する必要がある。その一環として金立群総裁は、筋肉質な組織を指す「リーン(Lean)」、汚職のない「クリーン(Clean)」、地球環境問題に配慮した「グリーン(Gr
ADB=アジア開発銀行はアジア地域でのインフラ需要に応えるため、三菱東京UFJ銀行など国際的に活動する大手銀行と協力し、途上国の政府に対して民間の資金を呼び込むための助言を行う方針を発表し、さらなるインフラ建設につなげたい考えです。 これについてアジア開発銀行は4日、アゼルバイジャンで開いている年次総会で途上国のインフラ建設に民間の資金を呼び込むため、国際的に活動する各国の大手銀行8行と協力を強化することを発表しました。 日本の銀行では三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、それにみずほ銀行の3行が協力します。 新たな取り組みでは資金を長期で安定的に回収できる計画づくりや、法律の整備が遅れている国で担保をどう設定するかなど、民間の融資を呼び込むための妨げとなっている問題について途上国の政府に助言を行います。 アジアの開発支援を巡っては、中国がAIIB=アジアインフラ投資銀行の設立を提唱しており、
中国の楼継偉財政相は、ADB=アジア開発銀行はさらに融資枠を拡大すべきだと批判するとともに、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行との連携の必要性を訴えました。 その中で、楼財政相は、アジア開発銀行が融資枠を今の1.5倍に拡大することについて、「やはり保守的すぎる。できるだけ多くの資金を提供し地域の経済の成長を支えるべきだ」と批判し、さらなる融資枠の拡大などを求めました。 また、アジアインフラ投資銀行について「地域のインフラ需要が膨大な中で、今の国際的な開発金融機関と補完しあう存在であり、競合するものではない」と述べ、アジア開発銀行が、今後、融資や人材交流などの面で連携していくことの必要性を訴えました。 一方、総会に出席していたアジアインフラ投資銀行の設立事務局の金立群事務局長は、NHKなどの取材に応じ、アジア開発銀行の中尾武彦総裁との会談で、双方が協力していく考えで一致
ADB=アジア開発銀行の年次総会が2日から始まり、中尾総裁は記者会見で、アジア地域での膨大なインフラ需要に応えるため融資枠を今の1.5倍に拡大するとともに、AIIB=アジアインフラ投資銀行とも協力していく考えを示しました。 初日の2日は、アジア開発銀行の中尾武彦総裁が記者会見し、年間の融資枠を、再来年・2017年から1.5倍の200億ドルに拡大するなどとした銀行の改革案を明らかにしました。 そのうえで中尾総裁は「この取り組みによって劇的に融資枠が拡大することになる。ADBの運営において非常に重要なステップだ」と述べ、年間8000億ドル(日本円で100兆円)近いと試算されるアジア地域での膨大なインフラ需要に応えていく考えを示しました。 また中尾総裁は、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について「アジアには膨大なインフラ需要があり、新たな銀行の設立は理解できるし歓迎する」
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