5/16に公開されて依頼、映画『サブスタンス』が順調に反響を広げている。公開規模から、大作のようなメガヒットの数字ではないものの、そのセンセーショナルで衝撃の内容で、観た人に「良くも悪くも」強烈なインパクトを与えているのは確実。 50代を迎えた元人気女優が、若さと美しさを取り戻すべく「サブスタンス」なる再生医療に手を出し、とんでもない運命を強いられるドラマは、「ルッキズム」、業界における女性の立場を訴える「フェミニズム」などのテーマを内包しており、アカデミー賞作品賞ノミネートも果たしたことから、どこか“高尚”なイメージ/予感もまとっていた。そして、そんな予感だけで観に行った人は、かなり面食らうことになる。 公開直後から、今に至るまで「『サブスタンス』は面白すぎた。でもまさかホラーだったとは」といったSNSのコメントが散見される。 『サブスタンス』のジャンルを問われれば、とりあえず「ホラー」
これはネクスト『カウボーイビバップ』にあらず。アニメ『LAZARUS ラザロ』監督インタビュー2025.05.11 22:3032,208 Isaiah Colbert - Gizmodo US [原文] ( ヨコヤマコム ) 2025年4月6日から放送が開始した新作アニメ『LAZARUS ラザロ』(以下、ラザロ)。テレビ放送のほかにもNetflix、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Disney+、DMM TVなどなど動画配信サイトでも公開されています。 さて、この『ラザロ』ですが、2052年を舞台としたSFアニメシリーズであり、原作と監督を渡辺信一郎氏が務めています。渡辺氏といえば、やはりアニメ史に残る金字塔的な存在である『カウボーイビバップ』の監督として知られているわけです。 アニメファンの身としてはついつい「ビバップの系譜を継ぐSFアニメがキタ!」と感じてしまうところ。しか
酒を飲みながらこれを書いている。 そして今期のアニメ、やけにSFが多い。 そんなわけで連休前の昼休憩、職場の若いのとアニメ談義になったんだよ。 そしたらそいつが急に「ロボット三原則ってのがあって〜」と急に語り出したわけだ。 おっ、来た来たと思って俺も黙って聞いてたんだ。 ところがだ。そいつが言うには「今季のアニメ、ロボット三原則を破る稀有な作品だ」なんて抜かすんだよ。はあ……?ってこっちは思わず口から出かけたよ。 だから俺が「だからこそ、アシモフのわれはロボット面白ぇんだよなぁ!」って大声で返したらキョトンとした顔すんだよ。 まるでそれ何ですか?って顔してた。 ため息出たね。 しかも続けて「アシモフって、誰ですか?」なんて聞いてくるわけ。 おいおいおい…嘘だろ? お前、ロボット三原則の話してたんだよな? それ、アシモフの発明だぞ? でも向こうはマジで知らないらしい。 仕方ないから教えてやっ
筺底のエルピス読むときは、メンタルに余裕があるタイミングで時間確保して、スマホの電源切って、シャワー浴びて、部屋を暖かくした上で厳かな気持ちで表紙をめくるくらいでちょうど良い。それぐらいの価値はある。— はげあたま (@hageatama) 2019年11月29日 骨太な読書体験をしたいというあなたに、ハードSFの超傑作『筐底のエルピス』を勧めたいのです。 そもそもがガガガのラノベなので、SFファンだと読んでない人も多いでしょう。しかし、ゴリッゴリに時空を巻き込んで世界の命運を左右するハードSFやってるのが筐底のエルピスなんすわ。伏線に次ぐ伏線。時間と空間の緻密なパズル。6巻の副題なんか「四百億の昼と夜」と付けちゃってますからね。帯コメントは円城塔先生ですからね。 そんな本作が今月に4年ぶりの新刊が出て(冒頭の呟きは前巻出た当時の私)、かつ既刊8巻中6巻が99円、全巻でも実質1600円とな
機械が止まる / E.M.フォスター ObsidianのCEOであるSteph Ango氏が、E.M.フォスターの「機械が止まる」というSF短編小説おすすめしていた。 ちょうどその本を積ん読していたこともあり、「せっかくだから」と該当の短篇を読んでみると、AI社会、SNS、コロナ禍、ストリーミング配信、ディストピア、みたいなものを予見しているかのような小説だったのでびっくり。 しかもこれ、100年以上前に書かれた作品なのよね・・・。 ということで軽く内容や感想をまとめようかなと。 (※ちなみに以前紹介した記事はこちら) www.nejimakiblog.com あらすじはこんな感じ。 人間が五感を通じて直接物事を経験することを恐れて、それぞれが孤独に部屋に閉じこもったまま、機械を通じての連絡だけで満足するようなった未来社会。 あるとき、母ヴァシュティは、地球の裏側にいる息子クーノから電話を
おみやま @OMIYAMA_VRC 「架空の存在(特にCGで作られた女の子)への届かぬ想い」のことを「Gosling」と言うのをこのLapwingちゃんの動画の引用欄で初めて知った(映画『ブレードランナー2049』でライアン・ゴズリング演じる主人公がホログラムの女性を愛していることから) x.com/hash2305/statu… 2025-04-15 13:58:57 HΛSHΞDITS @Hash2305 I just finished my face tracking add-on for #Lapwing Hope you all will enjoy the "more is less" approach I took here, I think it makes sense for this avatar Avaliable now @ ko-fi.com/s/3d243e73
【追記】04/15 16:30 こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。 ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象そのもの以上に、そこで起こる人間の心理や価値観、欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。 そもそも価値観や人間の心理って、線形の延長線上にあるテックな未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間の心理は一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。 あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年だからね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。 とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家に
——SFが試みた言葉の実験とは、何だったのか? 『チク・タク×10』で話題の鯨井久志さんによる、SF小説に流入した言語実験的要素の系譜をたどりつつ、その「翻訳的実験」の様子を解剖する連載の第2回です。今回取り上げるのは、アルフレッド・ベスター。 *第1回はコチラ→【連載#1】 アルフレッド・ベスター(Alfred Bester, 1913–1987) アメリカのSF作家。1953年に長編『破壊された男』で第1回ヒューゴー賞を受賞。オールタイム・ベストSFの常連作品である『虎よ、虎よ!』(1956年)を発表したのちは一時期SF執筆から離れるが、『コンピュータ・コネクション』(1974年)でカムバック。その後『ゴーレム100』(1980年)やThe Deceivers (1981年、未訳)を発表。その絢爛豪華で時に過剰な作風は〈ワイドスクリーン・バロック〉と形容される。 伊藤典夫(いとう・のり
SFを読み始めて30年。 既に約4万を超える作品を読んできた。 短編から長編、ハードSFからライトなSFまで。 それだけSFを読んでいると普通のランキングに載るような作品はもちろんのこと、誰も知らないようなマイナーな傑作にも出会う。 今回は、そういった「普通のランキングには出てこないけど、本当に読んでほしい作品」だけを厳選して紹介しようと思う。 1.『冷たい火星の墓標』 グレゴリー・ベンフォード「ハードSF」というジャンルは往々にして物語よりも科学的アイデアが前面に出がちだ。しかし、この作品は違う。 火星探査隊のクルーが、かつて存在した文明の遺跡を発見する。しかしそれはただの遺跡ではなく、何者かによって”隠されていた”痕跡が見つかる。 考古学的な謎解きが進むにつれ、火星の過去と地球の未来が交差する。 ベンフォードの計算されたプロットと、実際の火星探査データを基にしたリアルな描写が実に圧巻。
SFは好きで昔から気になってる。 小説が原典みたいだからそっちで買おうかと思ってるんだけど、10巻+外伝5巻と知って尻込みしてる。 hontoのクーポンで一式7千円ちょっとで買えそうなんだよなぁ。 追記: いつの間にかめっちゃコメントついてたわ。 しかも様々な視点からのコメントがあって参考になりました。ありがとう。 こういうの、意外とSNSだと参考になる意見が集まらなくて助かりました。 本筋は歴史小説で、かつ元ネタがある話だから子供の時に見るのと大人になってから見るのとでは違うって意見は参考になったなぁ。 ただ、それ込みでも面白そうだと思ったので、全巻セットではなくてまずは1〜2巻読んでみます。 追記2: 買いました。おもしれー!
なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay 劉慈欣の『三体』好きすぎるんだけど、わたしあれ日本語でしか読んだことがなくて。 中国女子に最近その話をしたら、「あれは中国語の原文では、作者の...というより中国の価値観により無意識な女性差別的な内容や表現がとても多く入っていて、中国国内では特に問題にならなかったけれど、英語や日本語 2025-02-02 16:23:41 なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay に翻訳する際に翻訳者が『これは西側の価値観で見るとアウト』と判断して大分内容を修正しました。(あと文化大革命についての描写も中国語版と日英版では差異がある)。劉慈欣は、過剰に女性を愚かで感情的なものとして描きすぎていて、それは海外では受け入れられないレベルでしたから」と教えて貰って 2025-02-02 16:27:06 なんはぎ🐟🐟🐟🐟 @nanynayay 三体に
SF小説『三体』が、アニメ監督の河森正治さんによってアニメ化される可能性が高まっている。 河森正治さんは12月19日、『三体』のIPを管理する三体宇宙を訪問した写真を自身のSNSに投稿。 三体宇宙の受付で『三体』の単行本を携えた写真と共に、「近々大きな発表を皆さんにお知らせする予定ですので、お楽しみに!」とコメントしている。 CreateAl社『三体』長編アニメ映画化とゲーム化を発表河森正治さんといえば、「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズなどで知られるアニメ監督。 『超時空要塞マクロス』のVF-1 バルキリーや『交響詩篇エウレカセブン』のLFOなど、印象的なメカニックデザインも手がけている。 『三体』のアニメ化を巡っては8月、生成AIを用いたメディア事業を展開するCreateAl社(旧Tusimple)とアニメ制作会社の上海三体動漫が共同で、アニメやビデオゲームを制作すると報じ
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