インド大反乱/シパーヒーの反乱/セポイの乱 1857年、東インド会社インド人傭兵シパーヒーの反乱から始まり、全インドに広がった反英闘争。1858年にはムガル帝国が滅亡、翌年に反乱は鎮圧されたが、イギリスのインド統治を直接統治に転換させるとともに、本格的反英闘争の出発点となった。 1857年、インドを支配する東インド会社のシパーヒーと言われたインド人傭兵が反乱を起こし、たちまちのうちに北インド全域に広がり大反乱となった。反乱軍はムガル帝国の皇帝(当時は実権はなく名目的な存在になっていた)を担ぎ出し、反乱に正統性を与え、また兵士だけでなく民衆の多くが反乱に参加した。またこの反乱はヒンドゥー教徒とムスリムも共に参加した。驚愕した東インド会社は軍隊を補強して鎮圧にあたり、ようやくデリーを制圧してムガル皇帝を捕らえた。これによってムガル帝国は滅亡し、翌年イギリスは新たにインド統治法を制定して、東イン