戦後八十年を契機にして、「なぜ日本は戦争をしたのか」という問いが改めて話題になっている。各界の俊英を集めた対米戦争シミュレーションで「必敗」という結論まで得ながら、当時の政府と軍部は開戦を決断した。従来の仮説では、米国の経済制裁によって、日本は資源確保に行き詰まり、数年で苦境に陥ると考えられていた。そのため低い勝算であっても対米戦に活路を見出さざるを得なかった、というわけだ。 つまり日本の損失を回避するために、時の権力者たちはみんなで危ない橋を渡ることに賭けた、というのだ。この非合理ともいえる賭けに国民の多くが巻き込まれ、数多の人命が失われた。だが当時はマスコミの扇動もあり、国民の多くもその決断を支持したではないか、とされている。みんなで危ない橋を渡ったのだから、日本国民全体が責任を負うべきだ、という極論までこの通説は地続きである。 だが本書の見解は違う。なによりも経済的要因から戦争をみて
【読売新聞】 三笠宮妃百合子さまが昨年11月に亡くなった後、不在になっていた三笠宮家の当主を孫の 彬子 ( あきこ ) さま(43)が継承されることが30日、決まった。彬子さまの母親の 寛仁 ( ともひと ) 親王妃信子さま(70)
自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した林芳正官房長官は28日のフジテレビ番組で、靖国神社に合祀(ごうし)されている第二次世界大戦のA級戦犯の分祀に言及した。林氏は中曽根康弘元首相らが過去に取り組んだとして「皇室の皆さん含めて、わだかまりなく手を合わせることができる環境をつくるのは政治の責任の一つだ」と語った。 総裁選に立候補した5氏が番組に出演。茂木敏充前幹事長も靖国神社参拝について「天皇陛下が手を合わせることができない、こういう状況を変えていかなければいけない」と同調した。 一方、これまで靖国神社への参拝を続けてきた高市早苗前経済安全保障担当相は「靖国神社は戦没者慰霊の中心的な施設であり、平和を祈るお社だ」と強調。B・C級戦犯を含めて「刑が執行された段階で日本国内ではもう罪人ではない」とした。小林鷹之元経済安保担当相と小泉進次郎農相は首相就任後の参拝を「適切に判断したい」と述べるに
スピン経済の歩き方: 日本ではあまり馴染みがないが、海外では政治家や企業が自分に有利な情報操作を行うことを「スピンコントロール」と呼ぶ。企業戦略には実はこの「スピン」という視点が欠かすことができない。 本連載では、私たちが普段何気なく接している経済情報、企業のプロモーション、PRにいったいどのような狙いがあり、緻密な戦略があるのかという「スピン」をひも解いていきたい。 先日、墓地霊園業界の人々がザワザワするニュースが流れてきた。 9月10日に販売を開始した「大阪メモリアルパーク」というお墓のプレオープン販売分280区画が、24時間以内に完売したのである。 この先行販売では、2人用の個別安置埋葬が諸費用込みで120万円のところ100万円に値引きされるなど確かに「お得」ではあるのだが、現地での見学会などもまだ開催していないのだ。驚くべき売れ行きといっていいだろう。 しかも、このお墓は「古墳」の
竹田恒泰氏の新しい仮想通貨明治天皇の玄孫で保守派の論客として知られる政治評論家・竹田恒泰氏(49歳)が、新たな仮想通貨を作ったとうたい多額の出資金を集め、トラブルになっていることが筆者の取材で明らかになった。 投資を募る際に使われた資料 出資者のひとりが、その内情を証言する。 「竹田氏に出資するきっかけとなったのは、'18年7月に大阪のホテルで開かれた説明会です。およそ30人の参加者の前で、仮想通貨ビジネスに関する説明をしていました。 『Xコイン』という新しい仮想通貨を作る予定で、これは世界156種類の通貨に交換可能な上に、銀行よりも安い手数料で世界中に送金が可能。 すでに竹田さんは、東京五輪に来るVIPと話をしていて、五輪をきっかけに『Xコイン』を広めると言っていました。これが普及すれば銀行に代わる新しい金融システムになるというのです」 そして、「トラブル」の元となる話を始めたという。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24両日に実施した合同世論調査で、「日本人ファースト」を掲げ参院選で躍進した参政党が政党支持率で9・9%となり、自民党に次ぐ2位につけ、国民民主党を上回って「野党第1党」に浮上した。30、40代ではそれぞれトップだった。 政党支持率は自民が22・2%でトップ。続いて参政9・9%、国民民主9・3%、立憲民主党5・2%、公明党4・2%、日本維新の会4・0%、れいわ新選組3・9%、共産党2・8%、日本保守党2・4%、チームみらい1・0%、社民党0・3%だった。 上位の政党について前回7月の調査と比べると、自民は1・2ポイント増、参政は0・1ポイント増、国民民主は4・6ポイント減、立民は1・6ポイント減だった。国民民主の支持が落ち、参政が浮上した。 年代別にトップ3をみると、18~29歳では国民民主22・1▽参政10・6%▽れいわ6・2%だった
なんかこんな事例があったので議論が再燃している。 私は参政党支持者じゃないけど、参政党をディスるのに何故日本国旗を貶す必要があるのか?普通に腹が立つのだが。 pic.twitter.com/7616nngREJ— 和泉守兼定 (@netsensor1) August 8, 2025 そんな話題の中に、こういうを、X投稿したので、ひとつのテーゼとして冒頭に置いておこう 【一般論】国旗の損壊とか侮辱とかに関して 「法で取り締まるべきだ」 「いや、それも思想や表現の自由だ」 という議論をする時には、いったん「国旗」という言葉を「コーラン」に変換すると、いろいろ”反転可能性”を検証できます(笑) ※詳細はこちらでhttps://t.co/nqSljdnhnq pic.twitter.com/JLfNf7SeHu— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonj
東京電力福島第一原子力発電所の事故後に除染で取り除かれた土の「再生利用」について、19日午前、総理大臣官邸の敷地内に福島県内の中間貯蔵施設で保管されていた土が運び込まれ、全国で初めての再生利用が始まりました。 東京 千代田区の総理大臣官邸には19日午前9時半ごろ、福島県内の中間貯蔵施設から除染で取り除かれた土を積んだ10トントラックが到着し、官邸の前庭で土のう袋が下ろされました。 原発事故の後、福島県内で除染によって取り除かれた土は県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められていて、政府はこの最終処分の量を減らすために放射性物質の濃度が低い土を全国の公共工事の盛り土などで再生利用する方針です。 今回運ばれた土は福島県での実証事業を除いて全国で初めて、総理大臣官邸で再生利用されるもので、官邸の前庭に60センチの深さで入れ、通常の土を20センチ以上かぶせ
大地の神を鎮めるとされる力士形埴輪=高槻市立今城塚古代歴史館力士、牛、太鼓、ニワトリ…。不思議な集団が土の中から姿を現した。これらはすべて埴輪(はにわ)。大阪府高槻市の今城塚古墳(墳丘長181メートル、6世紀前半)で国内最多の200体分以上が発掘された。「真の継体天皇陵」といわれるだけあって、人の背丈ほどある巨大な家形埴輪も出土。天皇が神に祈りをささげた祭殿とされる。大量の埴輪群は、天皇崩御に伴う厳粛な皇位継承儀礼を再現したものという。1500年前の天皇陵の姿から、現代の天皇の御代替わりの源流も見えてきた。 天皇陵とされながら、今城塚古墳ほどズタズタに傷めつけられた巨大古墳はない。戦国時代に織田信長が砦(とりで)として使い、豊臣秀吉の時代には活断層による大規模な伏見地震で墳丘が崩壊。被葬者を納めた石室は跡形もなく、後円部も上半分ほどが失われた。
「外国人排除」「財務省解体」を訴えるデモ=東京都千代田区の自民党本部前で2025年6月22日、春増翔太撮影 日の丸を掲げ、「売国奴!」と叫ぶ。メガホンを握って、「石破を出せ!」と声を張る。 東京・永田町の街頭で6月下旬、「自民党解体デモ」と銘打たれた活動があった。 自民党や財務省の「解体」、消費税の減税、「日本を取り戻す」――。集まった100人余りが上げる声はさまざまだったが、炎天下の主張が行き着く先は「外国人の排斥」だ。 声をからす人々に参院選のことを尋ねて回ると、口々に名を挙げる政党があった。 「日本人ファースト」を掲げる参政党だ。 創設5年、「天皇を中心」掲げ 参政党は2020年、現在の代表、神谷宗幣氏(47)ら5人の中心メンバーによって設立された。保守的な思想を背景に、党綱領では「天皇を中心に一つにまとまる平和な国」づくりを掲げる。 動画を多用した交流サイト(SNS)上での発信で支
(2025.6.25) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…国民民主党・玉木雄一郎が山尾志桜里さんを「出馬会見」の翌日にポイ捨てした件については、先週号でも「サイコパスとアイヒマンの集団・国民民主党」と題して詳述した。だがその後、東京都議会議員選挙の結果を踏まえて新たにわかったこともあるので、今週も改めてまとめておきたい。結局、国民民主党は完全に「極右」になっていた。では、玉木はいつからネト極右に洗脳され、極右化したのか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…東京都議選は、自民党が惨敗、公明党が後退して、知事与党・都民ファーストの会が勝利した。都議会に新顔入りしたのは国民民主党で、18人擁立して9議席獲得、参政党も4人擁立して3議席獲得した。この選挙に関連して、ネットで起きていた出来事をまとめておきたい。そこから浮かんでくる、ネット政党とネット極右の心象風景とは? ※よしりんが読者から
女性自身TOP > 国内 > 政治 > 参政党 > 「天皇陛下に側室を持っていただいて」神谷代表 参政党躍進で2年前の“削除発言”が再び波紋…党に取材を申し込んだ「結果」 「国民の生活をどう守るのか! これが“日本人ファースト”の政治なんです! これを理解せずに、日本人ファーストは差別だとか、はぁ!?って話ですよ! 何聞いてんの!? 一回私の演説聞いた方がいいんじゃないですか? 皆さん言っといてください」 6月27日、長野県・松本駅前近くで声を張り上げ、聴衆から拍手喝さいを浴びるのは、神谷宗幣参院議員(47)。神谷氏率いる「参政党」が、いま絶好調だ。 「6月22日投開票の東京都議選では、裏金問題などで逆風を受けた自民党が、過去最低の議席数で都議会第一党から陥落。従来の保守票が他の政党に流れたかたちですが、その受け皿の一つとなったのが参政党です。 初挑戦となった今回の都議選で、同党は4人の候
衆院法務委員会は10日、選択的夫婦別姓を巡り、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会がそれぞれ提出した法案に関する参考人質疑を行った。参考人として意見陳述した作家の竹田恒泰氏は、結婚して姓が変わることによって困っている人への手当ては「旧姓の通称使用拡大で政府が整えてきた」としたうえで、選択的夫婦別姓制度導入について「立法事実がない。社会的コストをかけて実行することはない」と明言した。 経団連は開き直り昨年6月に選択的夫婦別姓制度導入を求める提言を出した経団連は従来、「旧姓の通称使用によるトラブルの事例」をその根拠にしてきたが、竹田氏は「11項目が書かれているが、ほとんどが手当て済みだったことが国会審議でも明らかになった」と説明した。経団連は今年5月、指摘を受けて事例を改定。その際に当時の十倉雅和会長は「便利・不便の議論が本質ではない。アイデンティティーの問題だ」としていた。竹田氏は「指摘をさ
宮内庁は、秋篠宮ご夫妻の長女で結婚して皇室を離れアメリカで暮らしている小室眞子さん(33)が出産したと発表しました。 これは、秋篠宮さまとご家族を支える「皇嗣職」トップの吉田尚正皇嗣職大夫が、30日午後の定例記者会見で明らかにしました。 小室眞子さんは、2021年10月に大学時代の同級生の小室圭さん(33)と結婚して皇室を離れ、翌月2人でアメリカに渡って現地で暮らしています。 吉田皇嗣職大夫によりますと、眞子さんが出産したということです。 皇室を離れた方の事柄なので、静かな環境で過ごしてほしいと思っていたものの、一部メディアで報じられたことからこの場で知らせることにしたということで、出産した時期や子どもの性別など詳しいことは聞いていないとしています。 秋篠宮ご夫妻と佳子さま、それに悠仁さまは、眞子さんが出産したことを喜んでいて、一家の幸せな日々を願われているということです。
国会で安定的な皇位継承に向けた皇族数確保策の議論が大詰めを迎えている中、読売新聞社が15日付朝刊で提言を発表した。「安定的な皇位継承の確保は先送りできない」とした問題意識は共有するが、かえって日本の皇統の断絶に向かう内容で賛同できない。産経新聞社の見解を明らかにしたい。 読売は、女性宮家の創設と、女性皇族の夫と子も皇族にするよう提言した。同じ日の社説は、女系天皇の可能性を排除しないよう求めた。これらは、長い皇室の歴史で一例もない皇位と皇族の「女系継承」を認めて皇統を壊してしまう内容で、極めて問題がある。 天皇は国の始まりから現代まで日本の首座にいる君主である。君主にとっては、人々が在位に納得する正統性を帯びることが大切だ。歴史や伝統、先例に基づく長い継承の積み重ねが、覆すことをためらわせる正統性を育む。 日本が現存する最古の国とされるのは天皇が続いてきたからだ。初代神武天皇から第126代の
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