最初に、本体底面のねじをゆるめ、ギター用のピックを使ってキーボードを取り外す。次に底面カバーを取り外し、本体の内部を分解し始める。まずはバッテリー、続いてイーサネットポートだ。 すぐ近くには、行き詰まったときに手順を閲覧するためのQRコードも用意されているが、筆者には不要だ。この手の作業を1人でこなすのに慣れているという理由も大きい。それに、万一のときには手を貸してくれる人も控えている。iFixitの2人のエンジニアが、筆者の進捗を見守っているのだ。iFixitがレノボと協力してくれたおかげで、先頃発表された「ThinkPad T」シリーズの最新ノートPCは、十分な修理のしやすさを備えている。 ThinkPadは、全世界のIT部門で愛用されているPCだ。同僚間の手から手へ、そして学校やコミュニティーへと、何人ものユーザーにわたって使われ続けることも多い。レノボが自社製品の修理のしやすさを改